皮肉や嫌みを言ってしまう人の性格
英会話の中で「これを言われると困ってしまう」という状態のひとつが,皮肉を使われるシチュエーションです。気づかなかったりしますし,気づいたとしても何をどう返したらいいのか,変な空気になってしまいそうです。
アイロニーとサーカズム
日本ではひっくるめて「皮肉」と表現するようにも思うのですが,英語ではアイロニー(irony)とサーカズム(sarcasm)という言い方があります。
◎アイロニー:実際に思っていることとは真逆のことを言うこと
◎サーカズム:ironyと同じ皮肉だが,自分ではない他者をターゲットとしている
その場の意味をすぐに理解して,言っている内容とのズレを即座に認識しないと,上手い返しをすることはできません……それはどの言語でも同じですね。
曖昧さ
基本的に皮肉(アイロニー)は,何かを言いながらその意味としては反対の意味をもつもののことを指します。ただしアイロニーとサーカズムは,扱われ方が明確になっているわけでもないようです。
◎ほぼ同じ意味で互いに交換可能なもの
◎互いに異なっているが関連性のあるもの
◎サーカズムはアイロニーの一種で,ネガティブで攻撃的なもの
といったように,研究の中でも両者の扱いはさまざまなようです。
ダークな性格との関連
マキャベリアニズム(自分の利益のために他の人を利用する),サイコパシー(冷淡で倫理観に欠ける),ナルシシズム(自分に誇大な感覚を抱き周囲も特別扱いを求める)という3つの特性の集まりである,ダーク・トライアドは,皮肉(アイロニーにもサーカズムにも)関連しそうです。
これらの関連について検討したポーランドの研究があります。こちらの論文を見てみましょう(Dark triad predictors of irony and sarcasm use: An investigation in a Polish sample)。
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