アメリカの若者たちの水タバコ経験率の変化
日本でも,シーシャなどの水タバコを楽しむ人々が,一定数存在します。日本では通常のタバコと同じ扱いになりますので,20歳以上じゃないと吸うことができないことになっています。
他の国々では,法律によって18歳からのところもあれば20歳を超える制限のところもありさまざまですが,おおよそ喫煙の制限と同じように扱われているでしょうか。
若者
水タバコによる喫煙は,世界的に見ると若者の間で人気のあるニコチン摂取方法だそうです。2023年の調査によると,アメリカ合衆国の高校生および中学生の年齢範囲のなかで,推定29万人が過去30日以内に水タバコを経験したということです。
成人期の年齢範囲の中でも,水タバコは比較的若年層での経験率が高く,高齢者よりも若年オスで人気の嗜好品となっています。
喫煙
水タバコは水にくぐらせて吸い込みますので,有害な物質が少ないのではという話もあるようでウが,紙巻きタバコに比べて喫煙時間が長く,より有害な物質にさらされるという話もあるようです。
また,通常の喫煙と同じように依存性もあり,健康被害を引き起こす可能性も指摘されています。若者たちの間に水タバコが流行していることを考えると,公衆衛生上もひとつの問題になりえるのかもしれません。
アメリカの様子
アメリカ合衆国の中で,水タバコがどの程度流行しているのかを,大規模な調査データから見ている研究があります。どの程度の若者たちが経験しているのでしょうか。こちらの論文を見てみましょう(Trends and Disparities in Waterpipe Tobacco Smoking Among US Adolescents and Adults: PATH Study 2013-2021)。
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