
ヒアリの思い出
※見出し画像はヒアリではありません。
暖かくなって,おそらく女王アリだろうというアリを,庭で子どもと発見しました。羽も落としていたのでおそらく交尾済みだろうと思って。巣を作り始めるかな?とビンに土や小石を入れて入れてみました。
ヒアリについて
「いつ日本に入ってきてもおかしくない」と言われるヒアリです。しかし,ここで踏ん張って,完全に入ってくるのを食い止めてもらいたいと心から思います。
先日,ヒアリ侵入防止のプロジェクトが始まったという記事を読みました(ヒアリの侵入防止へ、琉球大学などが共同プロジェクト開始)。是非良い成果となることを期待しています。
どうして,そこまで期待しているかというと,サバティカル期間中に滞在したホノルルでもテキサス州オースティンでも,ヒアリを気にして生活しなければならなかったからです。
ホノルルのヒアリ
ホノルルでヒアリを見たのは,アラモアナビーチのマジックアイランドでした。
マジックアイランドは,夕陽を見るにはとてもよい場所です。食べ物を買って家族やカップルで揃って芝生の上に座って,食べながら夕陽を眺めるとそれは幸せな気分に浸ることができます。
ただし,所々にヒアリの巣があるのです。特にゴミ箱の周りにあったように思いますが,それはたまたまだったのかもしれません。娘が巣の近くに足を踏み入れたとたん,大量のアリが足を上ってきました。
小さな子を遊ばせておくのは危険です。
ホノルルは古いけれども雰囲気のある木の家がたくさんあって,そういう家に住んでみるのもよい経験だと思うのですが,ヒアリの生息地になっていることもあるようです。そして,ホームセンターのようなお店に行けば駆除剤がたくさん売られています。
日本もこうなってしまうと,本当に厄介なことが日常に増えてしまうと思うのですよね。
オースティンのヒアリ
オースティンはテキサス州ですので,まさにヒアリのメッカのようなところです。
春先になるとよくわかるのですが,特に道路脇の歩道と土の間に,山のようになった土をよく見ます。それがヒアリの巣です。わかりやすい巣はコンクリートやアスファルトに砂の山がはみ出しています。砂の山の様子からすると,とても大きな巣を作っているのだろうなと想像します。
そういう場所によく巣を作るので,市の清掃の人もよくわかっていて,コンクリートやアスファルトと土の境目を丁寧に削って巣を無くしていました。それもなかなか面倒な作業だろうなと思ったのですけれども。
ちなみに,ヒアリの巣に溶けたアルミニウムを流し込んで芸術作品にしている人がいるようです。この動画を見ると,巣の様子もわかるのではないでしょうか。
クレイジーアント
テキサス州には,ヒアリよりも酷い被害をもたらすというクレイジーアントというのもいるようです。これは滞在中にじっくりと観察して実物を見たわけではないので記事に書かれていることを読んだだけなのですが。
とにかく,線なども食い破って電化製品に被害を与えるとか,ヒアリに勝ってしまうだとか......何年か前に日本語の記事でも紹介されていました。
世界にはまだまだ,絶対に日本には入ってきてほしくない生物がいるものだと思いました。
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