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心理尺度構成のステップ(2)内容の確認と本調査

今回も,心理尺度構成の内容について論文を見ながら確認していきましょう。

1回目の記事はこちらです。

この論文では,9つのステップが示されています。以下の通りです。

1.領域の特定と項目の作成
2.内容的妥当性の検討
3.プレテスト
4.サンプリングと調査実施
5.項目の削減
6.潜在的要因の抽出
7.次元性のテスト
8.信頼性のテスト
9.妥当性のテスト

今回は……まだまだ2.です。今回はどこまで進めることができるでしょうか。参考にしているのはこちらの論文です(Best Practices for Developing and Validating Scales for Health, Social, and Behavioral Research: A Primer)。

内容的妥当性の検証

内容的妥当性の検証というのは,尺度で測定されている内容が,構成概念を過不足なくカバーしているかを確認することを指します。

この「内容」というのは,概念定義で示された現象だけを指します。「関連するかもしれないけれど,研究者が想定する内容から外れた部分」が尺度項目の中には含まれないように注意するのがポイントなのだそうです。

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