見出し画像

パンデミック下の買い物パターンと性格

割引あり

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が広まり始めた頃,皆さんは何を買いましたか?いつもと変わりませんでしたか?特別に何かをたくさん買ったりした記憶はあるでしょうか。


パンデミック下の消費

もしかしたら,歴史的にも同じようなことが繰り返されているのかもしれません。1918年のスペイン風邪,2009年のインフルエンザ(H1N1),2018年のエボラ出血熱のパンデミックなど,地域も期間もさまざまですが,パンデミックは繰り返されています。それぞれで十分な調査が行われているわけでもないとは思うのですが,もしかしたら新型コロナウイルス感染症と同じような購買行動が繰り返されていたかもしれません。

同じ人間ですからね。

性格の影響

新型コロナウイルス感染症の影響下での研究では,パーソナリティ特性がさまざまな行動に関連するという報告もたくさん行われました。以前も紹介したことがありますが,日本でも買い占め傾向とビッグ・ファイブ・パーソナリティや強欲傾向との関連が検討されています。

今回は,インドで行われた調査を分析した研究を紹介します。こういう研究は,いろいろな国で検討されたときに同じような傾向が見られるかが問題ですよね。新型コロナウイルス感染症のパンデミック下で,消費のパターンを分類して,ビッグ・ファイブ・パーソナリティとの関連を検討しています。

では,こちらの論文を見てみましょう(Big-five personality traits and COVID-struck consumer types)。

ここから先は

988字

PayPay
PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?