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小説:Aではない君と 薬丸岳

4/6読了

感想の書留、ネタバレ注意。

薬丸岳さんの作品初めて読んだけど、他の作品も是非読みたい。
 
内容に反して文体、作風的に読みやすかった。
 
ページめくる手が止まらん止まらん、この感覚久しぶり。

体を殺す罪だけが問われ、
心を殺す罪は簡単に見過ごされてしまう。

心を殺すことと体を殺すことのどちらが悪か。

最終的には体を殺すほうが悪いと言い切ってて、その理由もまた十分に納得できるものやった。
 
納得はできたけど、私には答えられない。
 
心と体に優劣つけれん。

子供はおらんし、上の問いに答えられへんほど善悪に対して曖昧な意見しか持ってない。
 
だから思うところはめっちゃいろいろあったけど、
親子愛の観点から考えることも善悪で図ることもうまくできず…。
 
ほんまに難しい作品でした。

今新たに読みだしてる本が"13階段"なんやけど、薬丸岳さんが小説を書くきっかけになった本らしい。
 
すごい偶然!!

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