ただの自分の考えの書留。 笑う動物は結構おるらしいけど、大概が敵対心がないことを示したりとかの動物的な本能みたい。 とすると意図的に笑うのは人間だけって解釈でええんかな。 ニーチェのいう苦しんでいるってどういうことなんやろう。 他の動物になくて人間にはあることをヒントに考えると… 無意味な殺人とか差別とか宗教とか昔からある理不尽な出来事に対しての苦しみのこと、 あるいは、複雑な感情をもつために生きづらさを感じるとかそういう系? 人間が意図的に笑うってことは、 意
ああ、読み終えた本があるのになかなかレビューを書けない、無気力。
4/27読了 感想の書留、ネタバレ注意。 初めて読む作者。 古本屋をぶらぶらしててなんとなく手に取った本。 場面が次々に流れるって感じで、物語の本筋っていうかストーリーそのものが存在してないように感じた。 平坦で起伏のない、掴み難いというかなんというか私には没入できん作品やった。 きっと自分が繊細でないばかりに響かなかったのかも。 すごいわかる。 映画とか見てて泣きそうになった時に、 自分はこういうので感動するんやって思ってその感動したものをはっきりさせようと
4/25読了 感想の書留、ネタバレ注意。 この作者には獣の奏者ではまった。 児童文学で括るには惜しく感じる。 設定とか世界観は作品によってしっかり異なるのに、根本の部分が同じようでそこに惹かれるものがある。 生きる上で何が大切で何を守らなければならないのか、考えればわかるはずやのにその答えを見ようとしない人間を悲しく思う。 時代や世界を越えて大切なものの本質は変わらんはずやのに。 いま戦争している国もある中でより強くそう思ったなー。 人を想う気持ちは今も昔も変わ
4/19読了 感想の書留、ネタバレ注意。 救いのない物語が好きでめっちゃ読んできたけど、この方の作るそれは独特な絶望感、世界観をもってた。 おそらく救いとして服部が出てきたんやろうけど…。 時の流れってほんまに容赦がないよなって思うことがちょっとずつ増えてきた。 それが助けになることもあるけど、追い詰められた事の方が記憶に残ってるからかして、余計に。 主人公の毎日の日々に対する感じ方には共感する部分があった。 漠然とした不安を持って生きながら、それでも何もせずに
4/12読破 感想の書留、ネタバレ注意。 この作品が好きな人もめっちゃおるんやろうけど、 私としてはほんまによくわからんかったっていうのが率直な感想。 独特な文体、世界観で最後まで慣れんしつかめんかったってのもきつく感じた理由の一つかな…。 初めて読みきるのを諦めようかと思ったほど、今までに読んだ本の中で1、2を争う自分にとっては面白さが分からなかった。 文字を追うことに必死になりすぎて読み終わったあとの物語の感想がこんなにも浮かばんなんて…。 出世したいがために
4/11読了 感想の書留、ネタバレ注意。 一個前に読んだ『Aではない君と』の著者の薬丸岳さんが物語を書くきっかけになった本。 1番印象に残ってるのは死刑執行場面の描写。 リアルもリアル、臨場感半端なくて手に汗握りながら読んだ。 二転三転する物語で伏線も散りばめられる。 ミステリーめっちゃ苦手な私が混乱せずに読み進めれるほど構成がしっかりしてて、めちゃくちゃ面白かった。 正義が行われるのが見たい。 刑法が強制力を持って守ろうとする正義は実は不公平なのではない
4/6読了 感想の書留、ネタバレ注意。 薬丸岳さんの作品初めて読んだけど、他の作品も是非読みたい。 内容に反して文体、作風的に読みやすかった。 ページめくる手が止まらん止まらん、この感覚久しぶり。 心を殺すことと体を殺すことのどちらが悪か。 最終的には体を殺すほうが悪いと言い切ってて、その理由もまた十分に納得できるものやった。 納得はできたけど、私には答えられない。 心と体に優劣つけれん。 子供はおらんし、上の問いに答えられへんほど善悪に対して曖昧な
4/1読了 感想の書留、ネタバレ注意。 乙一さんの別名義作品。 目線がちょくちょく変わる特定の主人公がおらんタイプの小説。 青春時代を過去と感じる自分が読んだならではの感想やけど、青春と呼べるであろう過去の大切な思い出たちを綺麗に蘇らせてくれる。 途中途中出てくる歌詞に懐かしい記憶が喚起させられて中学時代に心が戻った気がした。 読後感の良い青春小説。 ほんで、合唱の描写がとても綺麗。 中学の時の合唱コンクールは全部伴奏での参加やったけど、外からみんなの声を聞い
4/1読了 感想の書留、ネタバレ注意。 この著者の作る物語は救いのない闇の一言に尽きる気イメージやったけど、ちょっと違う一面に触れられた一冊になった。 裏表紙に、著者史上もっともやさしい作品集ってあるけど、やさしいの言葉とは違った一面やった気がするなー。 ちょっとファンタジーじみた曖昧で不条理で影側の世界の寂しい物語が詰まった短編集。 短い物語でこんなにも心が揺さぶられることってあるんやね。 中村文則さんの作品の登場人物の台詞とか考え方にはたびたびハッとさせられる
3/30読了 感想の書留、ネタバレ注意。 本屋さんでぶらぶらしててホットケーキの描かれた表紙に惹かれて購入。 人もミツバチみたいにどこでも生きていけるんやと思わされる一冊。 ほんまにその通り。 本を読んでる時に好きって思ったり共感したりしたりと印象的なメッセージやフレーズを見つけると書き留めてしまう癖があるんやけど、この作品は多かった、多過ぎた。 とにかく主人公の自分で自分の生きる場所を切り開くその生き方に勇気付けられる。 明日が来なくていいと思ってた主人公の生
人より写真を撮ることが少ないと思う。 全く撮らんわけではなく少ないってだけやけど。 綺麗、美しいと思うものとか、思い出として取っておきたいと思うものを写真に撮ることはある。 ただ、私の場合それを写真フォルダに眠らせるだけになるからあんまり撮らんようになったのかも。 最近はSNSの普及でInstagramとかに写真を簡単に共有できるし、他人の写真を見ることが当たり前になった。 変わってるのかもしれんけど、友達も含め誰かのInstagramの写真とか、その写真が撮られる
書留。 母校の中庭「竪義の庭」にアリストテレスと共に立ってたプラトンの言葉。 哲学の問いの前提とする対象をイデアと位置付けた人。 自分のことを特別な存在として最上位やったり最下位に位置付けるエゴ。 恋愛において相手に自分のことを1番に思ってもらえてるって感じることあるいは感じたいってのはただの自分のエゴであって、 エゴが満たされた時に、あるいは満たされたいって思った時に人は変わってしまう。 この言葉、もちろんそのまま、愛に触れたら詩を思いつくようなロマンチストにな
書留。 なんやろう、この言葉はすっと胸に落ちる。 悲観的になってるわけじゃないけど、死に対しては怖さも嘆きもない。 気持ち的にはキューブラー・ロスの死の受容過程でいう第五段階の受容にある気がする。 生きる意味とか、そんなことを問いながら生きていかなあかんこと自体がもう嘆く理由やと思う。 生きる意味なんかないわ… そんなことを問いながら生きるから、答えられへんと客観的な価値を見出せへんくて、人生が無意味やと認識させられるんじゃないんかなー。 自分の感覚的には、生き
昨日鍋をしまして。 あっつあつに熱された鶏肉を欲望のまま口に放り込んで 口の中の皮絶対めくれたやん、と痛みで悶えた数秒間。 そっからというもの、明らかに熱くない食材から時間経って冷めてるやつまで全部フーフーしたよね。 する必要ないやろって自覚は実はありました。 頭にはこの故事成語、 羹に懲りて膾を吹く (酷い目にあって用心深くなりすぎることの例え) この羹、羊羹(ようかん)のかんと同じ漢字。 故事成語とその意味からわかるように羹って熱いスープのことを指してて、