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小説:パーク・ライフ 吉田修一
4/27読了
感想の書留、ネタバレ注意。
初めて読む作者。
古本屋をぶらぶらしててなんとなく手に取った本。
場面が次々に流れるって感じで、物語の本筋っていうかストーリーそのものが存在してないように感じた。
平坦で起伏のない、掴み難いというかなんというか私には没入できん作品やった。
きっと自分が繊細でないばかりに響かなかったのかも。
その涙に理由をつけようとすると、逆にすっと何かがさめて、すぐに涙は乾いてしまう。
すごいわかる。
映画とか見てて泣きそうになった時に、
自分はこういうので感動するんやって思ってその感動したものをはっきりさせようと思って冷めるみたいな。
視線の先にあるものを何かを考えながらぼんやり眺めてる時、他人の目には自分が景色を見晴らしているように映ってるんやろうか、って幾度となく考えたことあるし。
ていう感じで、ちょこちょこあー、めっちゃわかるっ!って感じの表現が出てきた。
言葉が綺麗で、独特やけどわかりやすい表現とか、言葉を楽しんだと言った方がいいのかも。
さすが芥川賞受賞作品。
the純文学。
文体を楽しめただけで、行間は読めてないのやろう…
まだまだ読書力足りんな〜。