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小説:今日のハチミツ、あしたの私 寺地はるな

3/30読了

感想の書留、ネタバレ注意。

本屋さんでぶらぶらしててホットケーキの描かれた表紙に惹かれて購入。

居場所があらかじめ用意されてる人なんていないんだよ。
じぶんで作っていかないと。

人もミツバチみたいにどこでも生きていけるんやと思わされる一冊。

親子なんだからわかりあえるはずだとか、愛しているはずだとか。そんなのは嘘だ。
親を心から愛せぬ子もいる。逆もまた。親と子は他人だ。

ほんまにその通り。

本を読んでる時に好きって思ったり共感したりしたりと印象的なメッセージやフレーズを見つけると書き留めてしまう癖があるんやけど、この作品は多かった、多過ぎた。

とにかく主人公の自分で自分の生きる場所を切り開くその生き方に勇気付けられる。

明日が来なくていいと思ってた主人公の生き方を変えたのがハチミツであったように、きっとみんな何かによって生き方を知ってか知らずか変えられて生きてるんやろな。

固定概念とか、自分で作った型にはまって狭い視野小さな価値観の中で生きてる私にとっては憧れる生き方。

好きなように、でもしっかりと前に進むようなそんな生き方ができたらいいなー。

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