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「脳の癖を掴もう」-ちるふるな幸福論 第4章

人は、無意識にオートで考え行動しています。
無意識を意識することで、自らの行動を理解し、より幸せになれるよう考え行動しましょう。



■君は、コスパ世代? 脳もコスパ世代!その1

今回は、脳の話から

『脳は常にコスパ良く楽したいと考えている』

なぜなら脳は、体重の約2%であるにもかかわらず、全エネルギーの18%を消費する。
とても燃費が悪い臓器だからです!!!

考えれば、考えるほどエネルギーを使います!

脳「考えたくないの!お~の~!」

とは言え、
私達は行動する都度、
ここは右腕を出して、左足を上げてこの角を右折して、など
考えてはいないですよね。

燃費が悪いので、できるだけ考えないで行動しています。
では脳が極力考えないで、良さそうな行動を判断をするには、どうしたらよいでしょう?


■脳をコスパ良く運用する方法

簡単です。
いちいち、初めから考えたりしないで
過去の体験を参照し、判断・行動すれば良いのです。

過去上手く行ったのと同じように行動すれば、
いちいち考えるより精度は下がるかもしれませんが、
ある程度の成功確立は維持できそうですよね。


このブログでは、この過去に上手く行った体験を、
『サクセス ストーリー(略してSS)』と定義します。
(SSは、成功体験と変換していただいてもOKです。)

あなたが、鉛筆を持ってください。と言ったとき、
言われた人は、どうするでしょうか?

多くの日本人は、右手で鉛筆を持つと思います。
しかし、左利きの人は、無意識に左で持ちます。
左利きの人が右手で持つと字が書きにくいからです。
過去の『SS』にしたがって行動しています。


極端な場合、
スーパーマーケットで商品を得るのに、お金持ちはお金を払うのがSSであるのに対し、とある無一文者は、万引きするのが『SS』かもしれません。

このように、同じ場面でも、一人ひとり『SS』が違うので行動は異なります。

※SSは、その人にとって最もコスパが良い行動であって、万人が良い行動ではないところに注意が必要です。

『脳は、過去の経験(サクセスストーリー)を参照することによって、コスパよく、最低限検討で判断し、行動を導き出しています。』


・話の受け取り方も、SSで変換されます。同じ話を聞いても、自分のSSと照らし合わせて受け取るので、一人一人受け取り方・感じ方は異なります。
 人の気持ちをわかるには、究極 その人のSSすべてを認識しなければわかることはできません。
 心理学の話を読んで、人の心がいきなりわかるなんてことはないのです。


■記憶もコスパ!

『記憶』もコスパ!!!
脳は、判断だけでなく記憶するのも効率的に行います。


記憶する際に、コスパを良くする機能があります。
既存の記憶と新しい記憶をつなぐことで、思い出すのも記憶するのも楽できます。

専門分野外の文章が、知らない外国語で書いてあったら読む気がしますか?しませんよね。
コスパが悪すぎます。知らない記憶の点と点を繋ぐのは非常にコストがかかります。


逆にコスパ良く理解・記憶するにはどうしたらよいでしょうか?
過去の記憶を参照し、似たようなものがあれば、同列で理解する。延長線上にあるものであれば、くっつける。
脳は、コスパ良く記憶するために、過去の知識を繋いで点と点を線にして、ストーリーで覚えます。

難しい本を読み手に理解させるには、読み手が想像しやすい例え話が有効です。
読み手の記憶を呼び起こして、新しい知識と繋いであげられれば、容易に内容を理解しやすくなります。
例えば、炎色反応の説明で、「炎色反応 銅-緑」と書いてあるより、「普通の炎は赤ですが、新聞を燃やすと緑色の炎が見えることがあります。これは新聞に含まれる銅が燃える時、緑色に見えるからです。」と書いてあった方が、想像しやすく記憶に残りやすいです。


人は、過去の記憶を参照し、新しい記憶と連結しストーリーにして理解します。
コスパが良いので!
「脳は、新しい記憶を正確に覚えない(コスパが悪い)。極力、過去の記憶を繋ぎ合わせて近似ストーリーとして(コスパ良く)記憶する。」

だから
同じ内容を聞いたり体験しても、過去の記憶が一人一人違うので、感じ方や記憶が異なります。


記憶したいときは、自分の過去のストーリーと繋いで覚えると覚えやすいです。
誰かに、理解して欲しいときは、対象の理解しやすいストーリーを作って伝えることで、覚えてもらいやすくなります。


■快楽ホルモンの話の続き

現代人は、30万年前から進化していない!という人もいれば、現代も進化し続けている!という人までいますが、毎年技術が劇的に進化する現代社会において、体の進化が技術の進化についていけていないのは間違いないです。

現代人が、幸せへの最短ルートを描けないのは、体と技術のミスマッチにも一因があります。
ここで考えたいのは、「快楽ホルモン」システムは、古いシステムなのでバグだらけ、ということです。


■人は「マウンティング」大好きです。

太古の昔から、他人より優れていることを示して、集団の中で有用性を示し、集団から弾かれないように、優位に立ち回れるように振舞いました。

現代で「マウンティング」がなぜ「幸せ」になるのにコスパが悪いかと言うと、他人と比べる必要があるので、どうしても目標が他人軸になるためです。例えば、初めは300万円の普通車で満足していたのに、すぐに600万円の高級車、次は1億円のスポーツカーと他人と比べて「マウンティング」で快楽ホルモンを得るのには、きりがありません。

原始人のように動物的に「マウンティング」で快楽ホルモンを無意識に求めるやめましょう。
(意識的に、はったりをかましたり、ドレスコードを守るために着飾ったりするのは、全然OKです。)

人類は「マウンティングしたい!!!」と言う欲望が強いから、急速に発展してきたので、「マウンティングしたい!!!」と言う欲望が強いのは、必ずしも悪いことではありません。意識下に置き、他人を無駄に傷つけない、理性的な行動をしましょう。


■アルコールを飲むと、快楽ホルモンがでる!!←バグです。

 快楽ホルモンを出すために、お酒や薬に頼るのはやめましょう。
お酒を飲むなら、円滑なコミュニケーションをするための道具として使いましょう。
「人たらし」は最強スキルです。


■リストカットすると、快楽ホルモンがでる!!←バグです。

 痕が残ります。黒歴史になるのでやめましょう。


■思いついたことをそのまま口にすると気持ちいい!!←バグです。

脳のコストをかけて、思いついたものをそのまま話せたら気持ちいですよね。周りに遠慮して発表しないと、何となく気持ち悪いです。コスパが悪いですから。

気持ち良く過ごせるのは、匿名のSNS!!!(好き勝手に発表できるSNSは荒れる運命です。)

そして上司・先輩・TOP!!!(誰も注意しなくなるので、ついつい好き勝手に発表してしまいます。ただし、注意されないからと言って、必ずしも許されているわけではないので、天狗と言われ、時には地獄に落とされます。TOPになったとき、要注意です。)


→5章 お金の話


このnoteは「100日連続投稿企画」と称し、アット新潟のメンバーで運営しています!新潟に限らず様々なテーマで、学生や社会人が書き繋いでいく壮大な企画です💡
我々の団体、アット新潟については公式サイトへ!
👉 https://atniigata.org


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