廻る呪いの詩
サヨナラ
誰かに言う 自分に言う
サヨナラ
誰のために 何のために
この世界には
永遠が存在しない
だから僕等は
人生なんて言葉を使う
いきなり連れ去られた
幼い自分が
とても愛しく 嫌いになる
僕を誘拐したのは
時間 仲間 自然 命
犯人はまだ見つからない
このまま遠くへ
夢の果てまで
何もない場所へ
すべてが透明になるまで
僕が消える
君は消えない
そんな僕は何者なんだろう
そんな君も何者なんだろう
鏡の僕と君だろうか
過去と未来の僕と君だろうか
自分だけの呪いが
自分だけにかけられる
僕は何を犯した
僕は誰に呪った
サヨナラ
誰かに言う 自分に言う
サヨナラ
誰のために 何のために
…?