スラリと伸びた手
遠くにあるのは分かってるけど
掴んでみたい 今すぐに

彼方から来る手を
優しく繋げば
引き戻されるような
夜の海辺

眠るのは春だから
芽吹く前に少し安めて
水を取ろうと必死になっても
流れを読む方がずっと速い

嬉嬉として キキとして
そういう空を眺めている
明日の世界は窮屈だろうか
さよならが言えない ただ泣くだけ

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