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大人の科学(2010年12月1日)
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(この記事はぼくが2010年に書いたブログからの転載です)
貰いもので組み立てたのはいいけど一度も使ってなかった「学研 大人の科学vol.13 ピンホールカメラ現像セット」の付属カメラを使ってみました。
詳細はリンク先にお任せしますが(笑)、手持ちでさくさく撮りたかったので、レンズを装着しての試し撮りです。
ピンホールカメラ自体は結構好きです。
Holga120WPCなんてのも持っていますし、 空き缶とマミヤのポラバックを使ったピンホールカメラを作るというワークショップをやったこともあります。
この空き缶ピンホールは、フジのピールアパート式ポラフイルムを使うもので、現像の手間がない分、撮ったその場で楽しめるということで、参加していただいた方には好評でした。
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こんなカメラです。
このピンホールは「大人の科学」シリーズの中でも人気があるのだそうで、一時期品切れだったのだそうです。
ライカ0を彷彿とさせますね。
鏡胴の横にある四角のレバーを押し込んでシャッターチャージ、反対にある丸いレバーを押し込んでレリーズです。
シャッターは単速の1/250程度とバルブだそうです。
レンズのF値がどれくらいなのか分かりませんが、2~3mからパンフォーカスということなので、かなり絞り込んであるのでしょう。
レンズは2種類ほど付属していて、ピンホール状の三脚などに固定して撮るためのものと、手持ちで撮影ができるレンズがついたものがありました。
ピンホールでは圧板に付属の印画紙を使って直接像を焼き付けて、暗室で現像とプリントを同時に行なうものでした。なかなか原理主義的に面白いですね。
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冬の夕方を甘く見ていました。
ISO400だったので露出計も見ずに適当に撮ったんですが、1段くらいはアンダーになっていました。
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最短撮影距離くらいでしょう。
光学中心あたりは、なかなか鮮明に出ていますね。
画角は80mmくらいでしょうか。
ファインダーらしいもの(笑)はありますが、パララクスを補正する目安もないので、遠距離の構図用だと思ったほうがいいですね。
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ま、日中なら撮れます(笑)
トイカメというよりも、写真はこれだけで撮れるんだよっていうカメラの原点回帰ですね。
そういやビビターもLC-Aもしばらく使ってないなぁ…。