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十二葉の日記〜Rolleiflex Standerd

古い写真を見ている。
2013年には前年からの京都での仕事が続いていて、週に何度も通っていたのが写真から分かる。
3月11日には時間を作りカメラを下げて歩いたようだ。
カメラはローライフレックス・スタンダード。
120mmフィルムなので枚数は12枚。
12枚だけの散歩だ。

この時代のローライフレックスは軽い

スタンダードは実に古いカメラだ。
1932年というから、ぼくの母親よりも年上だ。
写真は2013年だから、ぼくのは後期と思われるけれど80歳前後にはなっている。

古いカメラなので撮るまでにも面倒ごとはある。
面倒ごとはこの動画にうまくまとめられているので、興味のある方はご覧いただきたい。(動画はローライコードだが使い方は同じ)

ま、こんななので歩いている途中でフィルム交換はあまりしたくない。
それでフィルム1本分となったわけだ。

ぼくの持っていた個体は店員さんの説明によれば「ニコイチ」だそうで、二つのスタンダードを持っていた人が両方の状態のいいパーツを合わせて作ったのだそうだ。
なるほど見た目はともかく、実際使ってみるとファインダーやシャッターの具合もよくレンズもきれいだった。
しかも接写用のレンズであるローライナーまで付きだった。

カメラの手前にあるのがローライナー。
No.1と2があって最短撮影距離が違う

ファインダーを覗くと右下に水平水準器が入っていたので後期のモデルらしいが「ニコイチ」なのでよく分からない。

四条から上り
巽橋を抜けて
新橋の通りに出ている

このコースはよく歩いた。
定宿が四条通りの「祇園さん」よりにあったから動きやすかったせいもある。

また巽橋に戻り
四条に下ル
ぶらぶら
先斗町かと思ったけれど写真の順を追うと違うようだ
安井金毘羅宮。色々考えさせられるところ
八坂の塔に向かう

ひとりなので寄り道もなく歩いているから、この辺りまで来ると日頃の不摂生が足に来はじめる。
ましてこの先は清水寺に続く坂道だ。

珍しく拝観料を払って中に入っている。
清水寺
まだ大規模修繕が始まる前だ
くたびれたので帰る間際の一枚

このあとカメラを宿に置いて仕事に戻った(はず)
使用したフィルムは富士フイルムのアクロス。

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