戦ぐ
すんなり読めた方はどれくらいいるだろう。
「そよぐ」と読む。
風がそよぐとかで使う。
そよ・ぐ【▽戦ぐ】
[動ガ五(四)]風に吹かれて草や木の葉などがかすかに音をたてて揺れ動く。「風に―・ぐ葦(あし)」
である。
「そよぐ」という言葉の印象からは程遠い。
そもそも「戦」という字は「単」と「戈」からできているとされている。
「単」は「たて」で「戈」は「ほこ」であるので、いくさなどの意味の他にふるえる、おののくといった意味がある。
戦いに使う鎧や甲冑に着けられた飾りなどが風にはためく様から「そよぐ = 戦ぐ」になったと言われている。