龍安寺
龍安寺は日本の京都にある臨済宗妙心寺派の寺院で、その名を知られた枯山水の石庭が特に有名である。この石庭は世界遺産に登録されており、白砂と15個の石だけで構成されたシンプルなデザインが特徴となっている。
この庭のデザインは禅の精神を象徴しており、見る人に深い精神的な感動を与えるとされている。また、どの角度から見ても15個の石のうち1個は必ず隠れて見えないように配置されているという特徴がある。
このことから、石庭は完全な形を見つけるために不断の努力を必要とする人生の象徴とも解釈されているらしい。
龍安寺はまた歴史的な背景も豊かで、1450年に細川勝元によって創建された。石庭以外にも美しい庭園や建築物があり、訪れる人々に静寂と美の世界を提供している。
とChat GPTは言っている。
バスで行くといささか面倒であるから、ぼくは車で行く。
近くにR命館大があって、そこに通っていた知人を訪ねて行ったときに連れて行かれたのが初めだったように思う。
若いころの話なので、そんな寺社仏閣よりも木屋町とか新京極なんかの方に行きたかったのだけど、せっかく京都に来たのだからと、半ば強引に連行されたのだ。
それ以降、何度も訪れているが、たまたまなのか必然であるのか、ここに行くときには何かしらの悩みごとがあって、この石庭を眺めてしばしぼんやりしていると、不思議に散逸していた思考が戻ってくる感覚がある。
家族には不評だが、ぼくは旅行でもあまりあちこちに行くのを好まない。
一箇所にじっくりと時間をかけるのがいいのだ。
だいたい龍安寺に行くとなると、北野天満宮と金閣寺に行き、ここに行ったあとに仁和寺というのがコースなのだろうけれど、ぼくと行くとここと仁和寺くらいで終わってしまうから、家族は文句たらたらである。
なのでなるべく一人で行くようにしていた。
京都に行くなら真夏か真冬がいい。
ご存知のように京都の夏はことさら暑いし、冬には比叡おろしが吹き付け底冷えがする。
でもそれがいい。
夏なら暑さに浮かされて、少しぼうっとしながら彷徨うのがいい。
冬なら切れるような冷気に息を詰まらせて。
他の季節と違い人が少ないのもいい。
ああ少し。
京都が切れてきたかな。