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Rollei 35 SE
今回は前回までとは正反対の小さなカメラ。
写真多めで。
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ローライ35
元祖高級コンパクトカメラとして知られている。
発売は1967年。
それまで他のメーカーのコンパクトカメラというとハーフサイズが多かったのだけど、このカメラ登場以降はフルサイズ化していく。
ボディもレンズも露出計もすべてがドイツの名門の製造であり、また主要部分のすべてが機械式であるから故障しても治せるために現存している個体が多くある。
初代から次に廉価版の「B」そこからさらに価格を抑えた「C」
1974年にSonnerレンズを搭載した「S」
これにより区別するために従来のテッサーを搭載したものは「T」と付けられた。
1978年には「B」の後継として「LED」が登場する。これはファインダー内にLEDで露出情報が表示される。Triotar搭載。
1979年にテッサー、ゾナー共にファインダー内に情報が表示されるようになり、呼称も「TE」「SE」となった。
ぼくが使っていたのは、この「SE」だ。
ローライ35にはドイツ製とシンガポール製があって、当時はドイツ製の方に高値がついていたが、現在は程度次第と言う相場らしい。
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スナップシューター
このカメラは小さく軽いので持ち運びも楽だから、ずいぶん使った。
マニュアルフォーカスではなくて目測で距離を合わせる(正確には合わないから適当ということ)のだけど、まぁ絞り開放でもだいたいパンフォーカス気味になるので痛痒なしという感じだった。
面白いのは、このレンズは沈胴式であって、撮影以外の時にはボディ内に鏡胴を沈めておける。
ただ一応作法があって、巻き上げをしておかないとダメなのだ。
一度巻き上げをしないまま沈胴させてしまったことがあって、今度はレンズを引き出せなくなり、慌ててカメラ屋に持ち込んだ経験がある。
ピントは目測というのは書いたとおりだが、これは不便さがかえってメリットになるのだ。
今のように爆速でオートフォーカスが合うカメラ(しかも狙い通りに)ならいざ知らず、当時のオートフォーカスはとてものんびりしていたから、それであれこれ迷ってるくらいなら目測で絞り込んで撮った方が早かった。
40mmでf/2.8と聞くと、そこそこの被写界深度の浅さになりそうだが、実際撮ってみるとそこまでもなく、だいたいの距離感があれば近接でもない限りパンフォーカスを得られた。
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レンズシャッターなのでシャッター音が小さい。
なので割と人混みでもシャッターが押しやすい。
機械としても魅力的で、こういうのなら手元に置いておいてもいいかも知れない、と思う。
またいい出会いがあったら。