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こたつが恋しい(397回目)

もう今朝にいたってはたまごすら焼かなかったという。
今日はぼくだけなので自分さえ文句を言わなければそれでいい。

基本的に食い物に文句は言わない。
そりゃ腐ったものを出されたりすれば抗議もするが(命に関わるので)そうでもなければ黙って食う。
別にそこらへんを躾けられたとかの覚えはないから、グルメな人から言わせれば「バカ舌」なんだろう。
その「バカ」のおかげで世の中には旨いものが溢れているし、とても幸せなのである。

ただ一度だけ、どうしても我慢できなかったことがあった。
それはラーメン屋でぬるいスープのラーメンを出されたときだ。熱々すぎるのは我慢するが、ぬるいのだけは勘弁ならなかった。
まあ昼どきでワンオペのお母さんだったから、かなりテンパっていたのだろう。
決して評判の悪くない店だったので「たまたま」だとは思った。
我慢できなかったとはいえ大声で店の人を呼びつけ抗議するとか子どもじみたことはしなかった。
ちゃんと食べ終えてお代を払うときに「ちょっとスープぬるかったスね」とひとことだけ。
大変に恐縮されておられたが、またお邪魔しますとだけつけ加えて帰った。
なんという紳士。

晩飯はかれいの干物とニラ玉。
家人のリクエストでじゃがいもと玉ねぎのみそ汁も作った。

昼間は小春日和だったが、さすがに陽が落ちると肌寒い。
週末くらいにはこたつ出そうかな。

ごちそうさん。

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