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キットレンズはきっといい(111回目)
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Panasonicの、ここのところの新しいものは知らないけれど、このGF1のころのカメラはカメラ内での補正が前提として絵作りをしているのだろう。RAWだと歪曲収差がひどい。
なのでJPEGで出力しようと思う。
これらはキットレンズの「Panasonic LUMIX G VARIO 14-45mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」という何度聞いても覚えられない名前のレンズによるものだが、ぼくの「キットレンズ最強に写る」説を裏付けるようによく写る。
20mmF1.7という伝説のレンズがあるが、まあこれは個人の感想として聞いて欲しいのだけど、あのレンズにはあまりいい印象はないのだ。
もちろん悪いレンズではないと思うし、明るくて比較的収差もよく抑えられているのだけど、GF1とかのEVFがないカメラに使うとピントを外すことが多かった。
GFの初期のころはピントの精度や速度がお世辞にもいいとは言えず、そうなると背面のディスプレイで確認しながらということになるが、このディスプレイが外だと非常に見辛い。
結果ピントが合っているか分からないままシャッターを切ることになり、後から見ると外している、ということが存外に多かった。
さらにもうひとつ。
GF1はボディ内に手ぶれ補正がないのでレンズ側での補正となるのだけど、20mmにはその機能がない。
ファインダーのないカメラだと両手で構えてディスプレイを見ながら撮る姿勢になることが多いが、これが実に手ぶれを起こしやすい。
それほど低速のシャッターでなくてもである。
なので手ぶれ補正があるに越したことはないから、やはりキットレンズにメリットがある。
ピントの問題はカメラ側だからいかんともし難いが、とりあえずこの価格で手ぶれ補正があってよく写る、という最大公約数的なメリットは大きいのである。