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桃の節句

爺さん婆さんたちが娘のために買ってくれた雛人形。
ぼくの友人の口添えもあって、地元の人形工房でいいモノを割安に買えた。
当時は七段を飾るスペースのある家だったから良かったのだけど、東京の住宅事情だとなかなか飾るのが難しい。
それでも年に一度は風に当ててやらないと申し訳ないので今年も一念発起で飾る。
まあ簡易的な飾り方ではあるけれど(フルセットでやると六畳間ひと部屋必要になってしまう)、そこら辺はご容赦していただく。

ところで男雛女雛、それぞれ誰なのかご存知だろうか。
ぼくは男で(というのも言い訳にはならないだろうが)興味がなかったせいもあって、娘に雛人形を買うことになるまで知らなかった。
男雛はお内裏さまというから天皇陛下、となれば女雛は皇后陛下(諸説あって、お内裏さまというのはおふたりを指しているという意見もあるのだそう)
おふたりのご成婚の様子を表したものということらしい。

ウチの皇后陛下はなかなかの美形なのである。

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