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太陽をつかむ

Hasselblad553ELX, Planar80/2.8, TMY2
output with Epson PX5600, GEKKO Green label.

植田正治さんの作品にこんなのがあった気がする。
ウエストレベルのファインダを覗いてこの構図を撮るのはなかなか至難の業であった記憶がある。
553ELXはモーター付きの500シリーズだと思っていればいいのだけど、本来はスタジオで使う用途のもので、外に持ち出してスナップなんぞやらかすには到底不向きなカメラであった。
それでも500シリーズみたいにシャッターを切るとファインダがブラックアウトしてしまうのではなく、そのクソ重たいモーターのおかげで強制的にミラーを上げるのでちゃんと事後も被写体を見ていられるのがメリットといえばメリット。
じゃあ何でそんなのを持っていたかといえば、これは人気の500に比べて安価であったに他ならない。
まあぼくのカメラ遍歴なんぞ、大半はそんな理由からだ。

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