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邂逅(80回目)

ここまでは午前なのでカメラはCX3。
昼前にちょっと魑魅魍魎中古カメラ・レンズ跋扈山ほど積まれているする青い箱ジャンクボックスがある店を覗く。
最近はあまりこれといってめぼしいものが見つからない。
中古のデジカメが「エモい」などという風潮があるものだから、軒並み値札をつけてショーケースに並べられるようになったからである。
悪いこととは言わないが、ぼくのようなジャンク遊びをするものからだと大変に困る風潮である。
ついこの間までは数百、せいぜい数千円であったものが何倍もの値札をつけている。
買えない値段ではないが、前の状況を知るだけに手が伸びない。

さて久しぶりに青箱を覗くとミノルタのα7000時代の標準レンズであったAF35-70mmF4があった。
いわゆるミノルタの小三元レンズである。
24-50は持っているから若干距離が被るが、70-210と共に持っておきたいと思っていた。
そのプライス550円。
横の青箱にあるリアキャップやレンズキャップを適当に見つくろっても合計1000円にもならない。
ジャンクの住民であるから動作については神のみぞ知るところであるが、まあこの値段ならしくじってもダメージは少ない。

ついていたフィルターは枠が歪んでいる
ゴムは劣化が激しい

家に戻ってα100に付けて試してみると、ごく当たり前に動いた。
めでたい。
実にめでたい。
550円で買える幸せである。
きゃっほい。

このレンズは最短撮影距離が1mとまったく寄れないレンズだが「マクロモード」というのがあって、これを使うと32cmまで寄れる。
まあ細かいことは以下の通り。

発売年:1985年
レンズ構成:6群6枚
絞り:F/4-F/22
最短撮影距離:1m、マクロモード時32cm(0.25倍)
フィルター径:49mm
その他:赤外線指標あり
標準価格:3万5千円(フード代千円含む)
対応ケース:LH-1031

1985年といえば日航機が御巣鷹の尾根に墜落した年だ。
ぼくもまだギリギリ10代じゃないか。

もともとフィルムカメラ用のレンズなんだからデジタルカメラに付けて解像度がどうのというのはナンセンスだ。
「意外に写る」だけでじゅうぶんだ。

35mm換算で52.5mmから105mmの画角になるので中望遠レンズになる。

しかし肌寒い日だった。
なんでも11月の陽気だとか。

そういや昔α7000使ってたな、レンズこれじゃなかったかな、と古い写真を漁ってみると、やはりこのレンズを使っていた。

Minolta α-7000- AF Zoom 35-70/4- Fuji Superia100
Minolta α7000- AF Zoom 35-70/4- Fuji Superia premium400

懐かしいなァ。
ギーコギーコとAFが行ったり来たり。
ミノルタのAFレンズは投げ売り状態だから穴場かもなァ。

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