見出し画像

末期症状(115回目)

中華レンズなのである。
アマゾンで買ったのだけどCマウントマイクロフォーサーズのアダプターが付いて3000円台だったと思う。
言っとくけどレンズの値段だよ?
Pixcoとかいうメーカーらしい。
CCTV用のレンズで焦点距離はf=25mm、絞りは開放が1:1.4なのだとか。
FUJIANとかいうレンズが同じスペックであるが、同じかどうかは分からない。
でも中華だからたぶん同じ。

まあもとからちゃんと写るというのは期待していない。
ただアダプター経由で無限が出ないとかは困るな、とか思っていた程度。
ケラレたりぐるぐるボケしたりは想定内。
25mmでマイクロフォーサーズだから50mm相当になる。なので絞り開放も1:2.8くらいのはず。
無限は出るがオーバーインフだから(ま、これはアダプター経由なんだから仕方ないといえば仕方ない)気をつけないと行きすぎる。

絞り開放だと周辺の光量が結構落ちるなァ程度だが、絞ると笑えるくらいケラレまくる。
さらに絞り切ると絞り羽が完全に閉じてしまうので真っ暗だ。

色収差も凄まじいしフレアやゴーストも大サービスである。

ところがね。

見ようによってはなんともいえないノスタルジーな雰囲気になるのである。
もうこのレンズは絞らずに撮るのがいい。
動画なんかにもいいな、と思って、ここでこのレンズはもともと動画用だというのに気づく。

こんなの喜ぶようになったら、いよいよ末期なんだけどなァ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?