アングリー・ハート(370回目)
腹立たしい。
まあ仕事をしていると多かれ少なかれ理不尽なことはある。
だいたいはなんとか飲み込んで波風を立てないようにやり過ごす。
それはぼくが大人だからだ。
納得なんかしていない。
それでいいなんて、これっぽっちも思ってないし、これからだってごめん被りたい。
でもここでぼくが我を張ってみても詮方ないのだ。
物事はぼくの頭上はるか33000フィートくらいで決まっていて、地上のぼくはなす術などない。
実に腹立たしい。
そんなこんなで昼飯は食い損ねた。
余計に腹立たしい。
ぷんすかぷんだ。
そんなぼくの心持ちを知る由もない家人は「飲み会があるから晩ごはん要らな〜い」と宣うて、晩飯はひとりだ。
上等である。
こっちにだって意地がある。
今夜はカロリー爆弾にする。
ポークピカタナポリタンである。
以前に名古屋名物あんかけスパゲッティを作った時にポークピカタを乗せたやつが好物だった話はしたと思うが(え?してない?)、まあ要するにポークピカタが好きなのだ。
今日はビーフコンソメやトマト缶なんかがないから、あんかけスパゲッティはできないのでナポリタンでやる。
若干ではあるが溜飲が下がる。
ごちそうさん。
ちなみにアングリーではなく、ブルース・スプリングスティーンはハングリー・ハートである。