ほっつきある記47(レンズの話)
ウチにあるEF28-80mm f/3.5-5.6 IIというレンズには、この頃同レンズに搭載されていた超音波モーターを指すULTRASONICの印字がない。
買ったころは(んー?なんでかな)程度にしか思わなかったんだけれど、ちょっと気になって調べてみたら、どうやら海外専用のレンズらしい。
とにかくフィルム時代からキヤノンの標準ズームはややこしい。
28-80、28-70、28-105、28-135、24-85、24-105などなど。また各レンズごとに明るさが違うものがあったり、マイナーチェンジなんかもしたりしているから、これ全部暗記している人なんかいるのか?と思うのである。
ウチにもこの28-80と28-70、EF-Sの18-55がある。
標準ズームというのはユーザにしてみると1番初めに使うレンズであることが多いから、それでカメラやメーカーの印象が決まってしまうことがある。
だからメーカーは手を抜けないが、もちろんユーザの予算もあることだから、そう高額なものにはできない。
デジタルで使うとキヤノンのAPS-Cは他社よりも若干小さいので焦点距離×1.6になるから44.8-128mmのズームになる。
クロップされるから周辺の画質ガーとかいう雑音には耳を貸さなくていいのでよろしい。
こんなことを言うと叱られるだろうけれど、赤ハチマキのLレンズだろうが、無印のジャンクによくあるこんなレンズだろうが、大した違いなんかないとおもっているから、もうホントに普通に撮るだけなら(金の遣り取りが発生しないという意味で)自分さえよけりゃそれでいいのである。
そんなわけでこれでいい。
おまけにこれはフルサイズにも使えるのだ。
ULTRASONICは「スッスッ」と実にスムーズにピントを合わせに来るが、このレンズは「ズチャッ」という感じで力技で来るから洗練はされていないが、速度的には特に気にならない。
昔のAFみたいにズイーッズイーッと行ったり来たりを繰り返すようなこともない。
しかしまあ。
暗いレンズなので手ぶれ補正(キヤノンはIMAGE STABILIZER)は欲しいところかな。