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今日こんなものを食った122
桜の開花は先送りになったようだ。
そりゃまそうだろう。
寒すぎる。
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昼飯は「キャベチャーしょうゆラーメン」を食った。
キャベチャーというのは、よく家系の店なんかにあったが、チャーシューを細かく切ったものをごま油や豆板醤なんかを混ぜ合わせ、それにキャベツを和えるものだ。
名古屋にいたころ、よく行っていたラーメン屋でこれを乗せたラーメンを好んで食っていた。
それを再現してみたのである。
もうちょっとキャベツを細かくするべきだった...。
ちょっと打ち合わせでクサクサした気持ちになってしまって、やる気をなくしていたので発散のために寿司をとる。
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「かっぱと鉄火巻き」と「にぎり寿司」
ぼくが子どもの頃、近所に公設の市場があって、そこに巻物やいなり、太巻きだけを扱う持ち帰り専門の寿司屋があった。
昼飯や夕飯に奥さんたちが買っていったりするのが主な売り上げの市場では人気のある店であったと思うが、子どものぼくから見ても、なかなかのハンサムな板前さんが作っていて半分はそれが人気の要因だった気がする。
当然ぼくはそれを何度も食っていて、子ども時代の寿司といえば、そこで買う「かっぱ巻き」や「鉄火巻き」を指していうのであった。
にぎりというのは大人の食うものだったのである。
なので今でも寿司を食うとなると、なんとなく頼んでしまう。
三つ子の魂五十八まで、である。
ちなみに、その寿司屋はある日突然閉まった。
母親たちの立ち話を盗み聞いたところによれば、なんでも「駆け落ち」したらしい。
それも客であった人妻とである。
そういう不倫の話は今でも聞くが、駆け落ちというのが昭和っぽい。
ずいぶん話がそれた。
ごちそうさん。