第194夜 果たして露出計は必要なのか?
今夜の写眞機は、OLYMPUS-PEN FTです。PEN FにTTL露出計を搭載したのがPEN FTです。まんまの名前です。
露出計が搭載されたとはいえ、カメラが大きくなったとかという、見た目の違いはありません。レンズの絞り環に、0~6のTTL値が刻まれました。
シャッターダイアルを引っ張って回すと、感度設定になります。感度設定をしたら、そのまま回して、シャッタースピードを合わせます。
セルフタイマーが付きました。付ける場所がないので、花文字がなくなりました。
軍艦部は変わりありません。
巻き戻しクランクはトップが凹んだFと同じ形状。機種名が黒の縁取りでなく、ゴシックのエンボスになりました。
シャッターボタンは四角まま、露出計の指針が見やすい様に採光窓が付きました。
背面は変わらずですが、巻き上げがシングルストロークになりました。減点1。
側面のシンクロ接点にMとXの切り替えが付きました。
フィルム室はFと変わりなし。
底はCdsを使ったTTL測光なので、電池ボックスが追加になりました。
露出計が付いたので、撮影の精度は上がります。果たして、ハーフにそこまで求める必要があるか?フィルムのラチチュード頼りの勘露出で、絞ってパンフォーカスでパシャパシャと軽快に撮る方が楽しい気がする。露出計必要ですか?