第206夜 近未来は既に過去
今夜の写眞機は、CHINON GENESISです。チノンのブリッジカメラです。型式はサーボ式ステップレスAF35mm一眼レフ、ネオ一眼なのです。
ベラミを作ったチノンですから、近未来的なデザインのカメラが出てきてもさほど驚かないです。でも、電源SWがストロボポップアップ釦には驚かされます。
レンズは、チノン35mm/F4.1~80mmF6.4。なんとも微妙なF値です。
AFは、近赤外線光使用サーボ式AFで、この中にセンサーがあります。
レンズは前出のとおり、35-80のズームです。ズーム比2.2倍です。終点距離は、0.85m~∞です。
ズームはズームレバーによる手動ズームで、トルク感のないスカスカのズームです。
レバーの先端の緑釦を押し込むと、マクロになります。マクロ時の焦点距離は、0.5m~0.85mです。
上から見たところです。昔のSFによく出てくるデザインです。ストロボポップアップ釦にPOWERの文字が。
手前がAFモードで、連続AFモード(シャッター優先)とシングルAF(フォーカス優先)の2モード。シャッターは、モーター制御プログラム電子シャッターで1/4~1/300秒。露出はプログラム式TTL測光AEです。BLCはバッテリーチェック?と思いますが、+1.5EVの自動逆光補正です。セルフタイマーは電子式10秒です。M.EXRは、多分多重露光で、3コマまで可能。
ストロボモード選択は側面にあるスイッチ。日中プログラムシンクロ、スローシンクロ、オフフラッシュが選択可能。リワインドボタンも側面。
ファインダーは、ペンタプリズム固定式で、倍率0.8倍、視野率85%(50mm時)、ストロボ充電、発光表示、合焦表示、近距離警告ありです。
電池ボックスは、2CR5×1で、ロックの釦を押し込まないと、スライド出来ない構造になっています。
軽そう見えてプラなのに775gもあるので、手軽には扱えなさそうです。昔のSFに出てきそうなデザインが好きとか、チノンが好きという人にだけお勧めします。海外の方がGS-7とかGS-9とかのネーミングなのでロゴが格好いいので、手に入るならそちらがお勧め。
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