選挙は人間観察イベント.
他の人がどんなことを思考しているのかを想像する事は昔から好きである.
だからこそ,内気な性格になったのかもしれない.
人間観察が趣味ですって言うのはややストーカー気質な発言だが,誰にでも興味を持って接する事ができますって言うとなんか響きが良い.
何度か面接で使った自分の強みの一つである.
選挙は国主催の人間観察イベントであると自分の中で位置付けている.
Twitterでよく見る思想が強そうな人からスーパーで見かけるようなごく普通のおばちゃんまでさまざまな人が活発に活動をする.
どの政党が如何とか決めつけるつもりは無いが私の中で”こういう人なんだなぁ…あんまり関わらない方が良いなぁ”と言った感情が不意に湧いてしまう.
選挙を穿った見方で見始めたのは小学生の頃である.
何故か学校の教職員に某有名大学の出身者が多い小学校にいた.
そんな地域の学校に通っていたので当然,選挙前になると同級生のお母さんが某政党の政策を熱弁してきていた.
母は最初,相手の用件も分からなかったようで,私の友人関係を崩してはいけないと熱心に話を聞こうとしていたようだが,よくよく聞いてみたら勧誘だったらしい.
そこからこういう,子どもの友人関係を気にせずに勧誘をするような人もいるんだという事を思い知らされ選挙の面白さを知った.
大学に進学してから政治関連のニュースを観る機会が急増した.
そして,政党支持者のステータスもある程度見えるようになってきた.
それを理解した上で街頭演説やTwitterを見てみると面白い.
通学路でとある党の代表が演説をしていたが,周りの聴衆や支持者は50から60代の熱狂的な支持者が多かった.
道ゆく人の阻害をするような形で声を掛けていて,宗教勧誘味を感じた.
政策もかなり過激である.
とにかく現政権の批判と真反対の路線のマニュフェストを掲げていた.
結局,現状に不満がある人たちの受け皿になる為に過激なことを言って票を稼ぐのが魂胆なのだろう.
そんな光景を遠目から観て,色々と思巡らせることが捻くれた私からしたら面白い.
道を歩いていて,家の前の支持政党ポスターを見るのも面白い.
普段,少しだけ話すような近所の人の思想が垣間見えるからである.
小学校が同じだった友達の家の前に例の政党のポスターを見かけた時には衝撃的だった.
小学校の時に良くしてもらった事もあり,その時には宗教チックとか決めつけるのは良くないと思ってしまった.
ただ,未だに偏見が抜け切れていないことも事実である.
まあ,色々な考え方の人がいるからこそ,面白い世の中が生まれているのは事実であると思うので,撲滅しろとかは全く思っていない.
TikTokを観ると頭が悪くなると周りが言っているし,自分もそう思う節があるので,TikTok自体は入れていないが,YouTubeのshortをスキマ時間に見てしまっている.
その際に某政治家が日本の投票率の低さに対して見解を述べているshortが流れてきた.
強く共感をした.
もし,ロシア国民であったら,間違えなく自国の政治に興味を持つだろうし,海外からみた自国のニュースなどといった政治に関する情報を必死に入手しようとするだろう.
また,明治維新の初期など平民が参政権を必死に訴えていたのも,不安定な情勢や偏ったマニュフェストがトリガーで政治不満が生まれていたからであろう.(現在も高齢者向けのマニュフェストになっているけどね…)
参政権を訴えていた昔の人が今の投票率を見てどう思うのかが気になったりする.
なんか,綺麗な締め方が思い浮かばないのと今から急いでも3時間しか寝れないと考えると恐ろしいので雑だが締める.