見出し画像

4年目の浮気

1982年のヒロシ&キーボーのディオによる大ヒット曲「3年目の浮気」。でも、今日は歌の話ではない。ぼくの好きな車の話。

今日、自宅に帰る予定がなくなったので、朝から実家の掃除と母のお世話を終え、もちろん、亀の甲羅ミガキも終えた後、自分にもなにかしてやりたいと思いついたのが、いま興味ある車に試乗に行くことであった。

ぼくはここでは書いたことはなかったと思うのだけれど、下手をすると、自分がしていた音楽の仕事以上に車というものが昔から好きで、物心ついた頃から知らぬ間に車というものの虜になっていた。

車遍歴はno友(noteで知り合った友・先輩??)の苗代さんには全くかなわないが、学生時代のシティターボ1をはじめとして、日産Y30、SAAB900、シトロエンZX、日産CUBE、現在のマツダデミオXDと、ほんの少数だが、個性的な車に乗り継いできた。

昔は、舶来主義的な傾向があったんだけど、舶来物は、やはり、舶来ならではのデザイン、アイデアというか、素材に対する考えたかとかも違い、異国情緒溢れて、乗っていてその国を感ずるというか、非常に感性に訴えかけてくるものがあり、壊れやすいが逆にいろんな刺激があって面白い車が多い。

そして、息子が生まれ、ガソリンが漏れるような外車はやめて壊れない日本車でという妻きっての希望から、使い勝手のいい日本車に乗り換えたりなんかして、そして、4年前、いまのマツダデミオXDに行き着いた。

ぼくが最初に手にした車はホンダの大ヒット車、真っ黒のシティターボ1だが、これはボディーソニックなどが前席についており、当時流行っていたバナナラマなんかを爆音で流しながら、大学までぶっ飛ばしたもんである。

画像3

この小さな車体に100馬力の高出力エンジンだから、これがなかなか速くて面白い。お陰で免許とって1年で捕まりまくって年間15万くらい罰金を払ったりして、終いには警察に「◯◯◯◯ナンバーのお客さん」とまで言われ、さすがに自分でも呆れスピードを出すのはやめた。

そして、話は戻り、現行のデミオであるが、これもなかなかの高出力車で、1500ccの小さなエンジンなのだが、ディーゼルターボ仕様で、馬力は大したことはなくて105馬力しかないんだけれど、トルクが凄い!25.5kgとガソリンエンジンで言えば、2700ccクラスのトルクがあるので、この小さな車体にそんな高トルクだから、街中は敵なしである(笑)

画像2

ま、別にいまはシティの時ではないけども、街道レースなんてのは当たり前のごとくしてないんだけれど、車の魅力の1つには速い、これも購入理由の1つにはなっていると思う。ようは、自分に力を付加できるパワードスーツみたいな感覚である。

話がそれた。4年目の浮気の話。

今日、最近、あまりにもワクワクしなくなった自分に刺激を与えるべく、本当に久しぶりに車の試乗に行ってきたのだ。

今日行ったディーラーはルノー。決算の忙しい時期に申し訳ないと思いつつも、次期、自分の目指す車を探す旅である。

今日のお目当ては、ルノー・トゥインゴ。ルノーとはご存じの方も多いとは思うが、あの憎きカルロスゴーンのいたフランスの元国営自動車メーカー。現在は民営らしいが、いまだ株の15%をフランスの政府が保有するという、フランス政府肝いりの大国際メーカーである。

画像3

そこで生産される車の中で1番小さなもので、この車の面白いところは、リアにエンジンがある、リアエンジン、リアドライブであるという点。

これも車に少し詳しい方ならご存知だと思うが、リアエンジン、リアドライブなんて構造を持つ車は、ポルシェの何台か、このトゥインゴくらいのものである。

その昔の大人気車、フォルクワーゲンビートルやフィアット500もリアエンジン、リアドライブだったのだが、今どきそんなエンジン配置と駆動系を持つ車はほとんどない。これがこの車、唯一の魅力で、その感覚を知るべく、試乗に行ったのだった。

画像4
画像5

ま、詳細は読んでも車好きな人でなければ面白くもなんともないので割愛するが、やはり、この手のラテン系の小さな車はマニュアルでぶん回して乗るもんだなと少し思った。

900ccはターボ加給され、92馬力とそこそこの馬力で、リアエンジンならでは、後ろから結構元気に押してくる。この小気味のよさは日本の軽以上で、それは軽クラスのボディーに92馬力のエンジンだから軽より小気味いいのは当たり前の話なんだけど、日本の軽みいたに動きがもっさりしてなく、ヨーロッパの小型排気量車ならではの溌剌とした運転感を楽しめる。

う〜ん、、、これはなかなか面白い👍

この車には6速EDCという日本にはない特殊な変速機がついており、簡単に説明すると、マニュアルを車が自動変速してくれると言えばわかってもらえるだろうか。こういうのをロボタイズドマニュアルと言うんだけど、普通のAT車(トルコン)とは違い、基本、マニュアル車なので、運転手のアクセルの動きに対する車の反応が普通のAT車よりダイレクト感があり、運転していて面白かったりするのだ。

が、しかしだ。勿体ない。この車のこの変速機がこの車を面白くなくしてしまっている。ぼくのデミオもそうだが、燃費々のご時世、エンジンを回して乗るなんていう時代ではもうとっくになく、いかにエンジンを回さず燃費を稼ぐか、なんていう思想に基づいて作られているから、当たり前のごとく、エンジンの回転数を上げず、どんどん上のギアに変速していく。それも、非常に静かに。

ヨーロッパの小型車を静々走らせる感覚とでも言おうか、ヨーロッパ車の小型車をぶん回して乗るという、車特有の醍醐味が、この変速機により、その点が一切スポイルされてしまっているのだ!!!

そりゃ〜面白くないよね。ぼくなんか、自分のアクセルの動きに忠実ではない日本のCVTなんて変速機の車に乗ると酔う癖があるんだけど、それが出てしまった始末で・・・

でも、なんと、この車、マニュアルが存在するという!!

しかも、今日乗った6EDCを搭載したモデルよりも、30万も安い値段設定とのこと!!

が、悲しいかな、エンジンは今日乗った900ccターボではなく、1000ccのNAとのこと・・・

例え、排気量が100cc上がったとは言え、所詮ただの1000ccだ。900ccターボの方はターボ換算(ターボじゃない車に置き換えると)で言えば1600ccクラスのエンジン性能を持つから、そのエンジンであのサイズに乗るから小気味よくて面白いわけで、1000ccをぶん回しても、本当に回さないと思い通り走らないということになる。

う〜ん、、、

一応、新しいローンの話も聞いて来たが、いまは10年ローンという長期ローンが存在しているらしく、例えば、今日の車、マニュアルのトゥインゴの場合、コミコミ230万くらいの車であった場合、頭金ゼロのボーナス時5000円の10年ローン設定をすると、月々12000円くらいの返済で済むらしい。

まぁ、これは10年きっちりお支払いする場合の設定であるけども、なんとも車を買いやすい時代になったというものである。

というか、少し前の流行りの残価設定型の買い方もこのルノーは展開しているのだが、残価設定期間が来た時に、不人気外車ゆえ買取金額が相当低くなってしまうようなんだね。だから、結局、上記のローンの方が未来的に購入者の自由度も高いし、月々の返済金額も抑えられるのでお得だそうです。



って、お前ルノーの回し者かっつーの。



と、久々に浮気させて頂いたのだが、さて、ATMANの次の車は如何に👍👍




いいなと思ったら応援しよう!