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今、在ること
3月です。日中の陽射しがとても心地良くなってきましたね。
様々なことが、水面下で動き出しているのを強く感じます。不安にならず、今を楽しんでいきましょうね。
さて、今回私が改めて気づいた事をシェアしますね。
以前ブログに書いたと思うのですが、2020年9月私の母は急死しました。そして、私の息子も2021年8月に突然今生から旅立っていきました。
私の初出版本
「最悪は最善~ダンプ乗りからヒプノセラピストへ~」
を読んで下さった方はご存知だと思いますが、母とは深い確執があり又息子とも上手くいかない親子関係でした。
先日お会いしたいつもはとても仲がいい親子が、突如大喧嘩し始めてしまって、私は二人の言い分を聞きながら客観的にみておりました。二人の意見はどちらが正しいとも悪いともいえません。でも、どこかすれ違いが生じていてお互いに上手く気持ちが伝えれない、伝わらないといったもどかしさを感じました。
お互いを責め合ったり痛いところを指摘し合ったりといった状況だったのですが、根底にあるものはやはりお互いを大切に思っている、大好きなんだということでした。
ご縁あって今生は親子としての人生を歩み、お互いに学び合っている姿はとてもあたたかい気持ちになります。
結局最後は「帰るよ」とお互いに声をかけあいお帰りになりました。
私は母を息子を思い出しました。
もう終わった事だから・・・もう大人なんだから・・・
そう言い聞かせてきた自分がありました。昔の古い傷を掘り起こす勇気がなかったのです。”あの時”の辛い体験を思い出したくなかったから・・・。
あの時私はこんな思いして辛かったんだ!
私は本当はこう思っていた!寂しかったのに・・・
その当時にちゃんと気持ちを伝えてきてたなら、過去を引きずることもなかったでしょう。そして、相手の気持ちもどう考えていたのか、どんな事を思っていたのかを聴けていたら・・・
今更そんなことを思っても、母も息子も今生にはいません。
でもね、もっともっと「ちゃんと」話をしたら良かったと思いました。
今生に体が在るうちに、生身のカラダがある時じゃないとできないことがある。意見を言い合うことも抱きしめる事も体がないとできないんですよね。
私は「わたし」と向き合うことから逃げてきたんです。
母と息子と向き合うことからも逃げてきてたんだと、今更ながら改めて気づかされました。
息子には時間をとってちゃんと話す必要がありました。息子の「恨んでないから、怒ってないから」という言葉に、私は甘えていたのだと思います。
たくさんたくさん話を聞いてあげるべきだったなと、思いました。
伝えきれない言葉は、顔の表情を見れば伝わってくることがあります。もっと顔をよく見ておけばよかったとも思います。
だからね、私はいつもクライアントに伝えるんです。
「いま」しかないよ。
明日も同じ時間がくることはないんですよ。
やりたいこと、思っている事を「また今度でいっか」と後回しにしないで。
「今在る」ことから逃れても、結局はず~っと引きずってしまうの。
解消できなかった感情はモヤモヤと胸に残ったままになり、また違う形で湧き出してきます。
逃げないで、眼を背けないで、「わたし」の気持ちに素直になって伝えて欲しい。
「わたし」のココロに寄り添って欲しい。
あなた自身を大切に慈しんであげて下さい。
あなた自身で愛してあげて下さい。