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真性S女 アトリエ・エス と行く万葉のたび

第四十七回 古吉野篇


 山川も 依りて仕ふる 神ながら たぎつ河内に 船出せすかも

(巻一-三九、柿本人麻呂)


同じく持統天皇の吉野に行幸のお供の時に詠まれたものです。

なんと、この女帝は在位中だけでも31回も吉野に行ってるのです。
なんで、こんなにも?
理由はいくつかあるでしょう。

壬申の乱の思い出の地であること。
日本史上まれに見る政治的安定期にあったこと。
治水のための神事。
そして何よりも、持統天皇が旅行マニアであったこと。

山の神も川の神もあいよってお仕えする神様であらせられるから~
別にゴマすりではありません、再三お伝えのとおり。

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