恥ずかしくなるような日本の家事分配#048
おはようございます。
昨日、息子が急に発熱し急いで迎えに行きました。
先週、アデノウイルスに感染したばかりだったので「もしかして再発?」とヒヤヒヤしながらダッシュで迎えに行きました。
息子の顔を見ると怠くてしょんぼりした顔をしていました。
「これは大変なことになるぞ・・・」
と覚悟を決めて掛かり付けのお医者さんに連絡したところウイルス感染の場合は発症後12時間後で無いと正確な検査結果が出ませんと説明を受けました。
翌日(今日)の予約を取り、息子と帰宅しました。
するとみるみるうちに元気になり平熱になりました。
息子に「元気になって良かったね。何かお腹でも痛かった?」と聞くと、
「寂しかった!」と言いました。
子どもというのは不思議に寂しくて38度を超える熱を出すことができるそうです。お医者さんの診察でも同様の説明を受けました。
なので、昨日は帰宅した妻と2人で息子と寝るまでの間、目一杯遊びました。
おかげで診察後、いつもどおりに登園ができホッとしました。
子育てというのはしみじみと親1人でできるものでは無いと感じました。
夫婦で協力して初めて前進できるのですね。
前置きが長くなりましたが今回は仕事・家事・育児に関するお話しです。
昭和から平成、令和と時代を2つも跨いでいますが多くの人々が昭和の亡霊に苦しめられていることがわかり本日はその内容を共有したいと思います。
①女性を苦しめる昭和型家事労働
まちづくりの専門家:木下斉さんの配信にはいつも多くの気づきを頂いています。
ありがとうございます。
今回の内容は昭和型の家事労働と現代の共働きによって女性が過度な負担を強いられていることについて触れられています。
また恥ずかしい話ですが私の住む富山県を例に挙げて頂き、世帯収入が多いにも関わらず富山に住む既婚女性の幸福度が低いことについて説明して頂きました。
その中で木下さんが富山県で開催されたウェルビーングに関するミーティングで富山出身の出席者から「お母さんはいつも疲れてた」と聞き仰け反ったという話を聞いて私自身、母が苦労して仕事と家事を両立して60代で他界したことを思い出しました。
母の苦労についてはこちらの記事をご覧になって頂ければわかると思います。良かったら読んでみて下さい。
結論から申しますと、多くの既婚女性は男性と同様の労働を求められています。
これは、人手不足の現代の日本においては健康な男女は等しく労働に従事することが経済成長のため不可欠な条件です。
しかし、落とし穴があり女性に対する家事労働の意識が、社会全体で昭和型モデルからアップデートされていないことです。
「女性が家庭も育児も全て切り盛りする」昭和の工業型社会モデルにおける、ほんの一瞬の常識を現代の男女区別なく働くサービス型社会モデルに当てはめているのです。
当然、女性側に過大な負荷が掛かります。
そのため、多くの若い女性は歯を食いしばって耐えるか、ジェンダーギャップの低い都会や外国に脱出するのです。
まちづくりをライフワークにしている私にとって、地域(故郷)は帰ることができる場所から、脱出する場所に変化したことが非常に悲しく感じました。
②解決策はあるのか
木下さんの発信では、家事・育児の外注化と機械化、そして男性側の意識改革について触れていました。
昭和型モデルに染まり切った上の世代はどうしようも無いので、他人に家や子供を任せることの異論については無視で行きましょうとのことでした。
私も全面的に同意です。
それを踏まえて既婚女性の幸福度が下位の富山県をどのようにすべきか、私に何ができるかを真剣に考えたいと思います。
今私はお店を経営しており、地域に眠る素晴らしい商品を発掘しては全国に発信しお届けすることを使命とし事業を進めています。
その中で、梱包作業などをB型作業所(障害者労働施設)に委託し本当に小さいですが地元に仕事を作っています。
ですがこれではまだまだ足りません。
決定的に社会全体に対するインセンティブ(刺激)には程遠いです。
よく木下さんもお話しされますが、社会は民業から変革すると私も考えます。
今、富山に住む既婚女性はお金が無くて困っているのではなく、仕事や家事が多すぎて困っているのです。
富山の男性の頭を一括でアップデートできたら楽なんですが、それは無理ですね。
私は経営者なので社会の役に立つ仕事を作ることが仕事です。
なので、仕事を作る方向で社会にインパクトを与えたいと考えます。
が、全然思いつきません。
もし、この記事をお読みの方で「こんな例があるよ!」などご教示頂けるのであれば是非コメント欄に書き残して頂けたら嬉しいです。
聞くところによると日本は成熟国としての入り口に立っているとのことです。
成熟国はヨーロッパを始めとしたかつての先進国に多くあると聞きます。
私自身、あまり体が丈夫では無く持病もあるので不安も多いですが成熟国に実際に住んでみて働いてみたいと考えています。
そこで得た知見を日本に持ち帰り、事業を更に展開したいと考えています。
そのためにも日々の小さな目標を確実にクリアし成長し、学びに行き、更に目標をクリアするこのサイクルを回して社会に貢献したいと思います。
それでは皆様、ご機嫌よう。