【地域の話】生き方を学ぶ!第18回とやま会議に参加してきました!#241
皆様、こんにちは。
6月も中旬となり、だんだんと太陽の日差しが痛く感じることが多くなりました。
夏の訪れを感じさせますね。
さて、先週の土曜日の午前中に月1回開催されている「とやま会議」に参加してきました!
先月は別件の催事とバッティングしてしまい参加できず、1か月ぶりの参加となりました!
たくさんのパワーとパッションを補充できたと思います!
さて今回のゲストスピーカーさん達も大変個性豊かな人々であっという間に時間が過ぎました。
全ての方を紹介したいのですが、恐ろしく長くなるので特に印象に残った方を1名ご紹介したいと思います。
また、今回の全てのゲストスピーカーさんのお話を聞いて感じたのは「生き方」に芯があり、とてもカッコいいと言うことです。
皆様、年齢も性別もバラバラですが自分のしたいこと、自分の定めたミッションに真摯に取り組んでおられました。
近頃、よくある「失敗しない要領の良さ」や「人生をhackしよう!」の様ないわゆるスマートさはありません。
だからこそ、傷だらけでも進み続ける姿は年齢や性別を超えてのカッコ良さがありました。
私も彼らの様な逞しい強さやカッコ良さにとても惹かれると気づく時間でした。
さて、前置きが長くなりました特に印象に残った方を1名ご紹介します。
①大長谷ハンターズジビエ 代表・猟師 石黒 木太郎さん
石黒さんは現役の猟師であり、捕まえた獲物を解体し精肉することができるとても珍しい腕を持った猟師さんです。
私も前職で猟友会の方々とご一緒にお仕事をしたことがありますが、基本的には狩猟した後は自分の食べる分以外は土に埋めたり、加工場に持ち込む何ですね。
猟友会のメンバーの方々も大分高齢化しており、捕まえる動物も行政から捕獲依頼が出ている猪などが中心でした。
また、行政からの捕獲依頼で捕まえた個体は基本的には食べません。
血液を採取し、そのまま殺処分です。
なぜなら豚コレラ流行の疑いがあるので行政が猟友会に依頼を出しているためです。
意外かもしれませんが「捕まえる≠精肉する」なんですね。
しかし、石黒さんは「捕まえる=精肉する」なのです。
このことが私にとってはとても「凄い!」と感じました。
②山で生きると言うこととは
とても抽象的な表現でパッとはイメージしにくいかと思います。
ですが、日々、山で生きることを実践し、考えながら生活されている石黒さんは即座に言語化されていました。
「文字や目や耳だけでない、五感を使った感化的なものを大事にする」
「山の中では再現性はなく、自分の五感を使って瞬間を判断し、生きる」
自然を相手に生きると言うことは五感の全てを使い、知識、経験も全て吐き出して目の前で起きる見た事も無い出来事に瞬時に判断し対応する。
私たち現代人が忘れてしまった、物がそこにはたくさんありました。
そして、石黒さんはこうもお話しされていました。
「コンクリートの中はつまらない」
確かに安全性を考え抜かれた現代的な街は突発的な事故や事件以外は危険なことも、想定外のこともありません。
ですが、話を聞いてハッと気づいたのですが私たちは便利さや見せかけの安全と引き換えに生きる力が衰えてしまったのでは無いでしょうか?
一方で山で生きている石黒さんは生命力が身体中から溢れんばかりでした。
とても抽象的な表現ですが、生き物としてとても強く、逞しい、そんなカッコ良さがありました。
過酷な山の中で生活の糧を得る石黒さん。
時には冬眠中の熊と戦うこともあります。
もちろん倒した熊は、綺麗に解体して美味しくジビエ料理や薬の原料になり余すことなく命を頂きます。
だからこそ、石黒さんのお話しの中には命を大事にすること、命を頂くと言うこと、山から恵を分けてもらうことの大切さや尊さを私たちに伝えて下さいました。
日々、山で生きている石黒さんだからこその説得力のあるお話しでした。
③まとめ
今回は特に印象に残った石黒さんをピックアップし取り上げさせて頂きました。
本当に力強く、優しい、カッコいい方でした。
その他にも学生起業家の池田瞳さんも本当に素敵な女性で自分の夢や叶えたい思いを一生懸命お話しして下さりとても素敵でした。
そのほかのゲストスピーカーのきものブティック乃奈代表:角内さん、富山に飛ばされた男たち主催者:KOYAさんなど皆さん、情熱的で「富山で面白いことをしよう!」と言うパッションに溢れる方々でした。
もっともっと書きたいことがありますが、ここで一度終わりとさせて頂きます。
ぜひこの記事を読んで「とやま会議」にご興味を持たれた方がいましたら是非、一度ご参加いただけると嬉しいです。
毎回、運営の方々が素晴らしいゲストをご紹介して下さります。
そして、なんと後半は彼らと共に立食式で食事をとりながら意見交換ができます。
とやま会議の楽しいところは、何といっても話を聞いて「面白い!」と感じた人に更に自分に話に行けるところです。
もちろんシャイな方も大丈夫です。
司会進行の中島さんや運営の方々が話しかけてくれたり、自然と場の中に溶け込めるように誘導してくれます。
来月もとやま会議はあるそうなので、今からとても楽しみです!
それでは皆様、ご機嫌よう。
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