その子らしく、自分らしく
私は、よく保護者の方にこんな話をします。
「私は、保育のプロです。ちょっと自信あります保育はね(笑)でも子育ては、苦手です(笑)」とお母さんたちは、驚きます。
「毎日子どもと過ごす先生が?」と。
「我が子は、違うんですよ」そう言うと、悩んでいるお母さんの顔が少し明るくなって、「先生がそういうなら、私なんてできなくて当然よね(笑)」と言います。
「いえいえお母さん、悩んでましたよね。これは、どうしようか?あれはいいのか
って悩めるお母さんは、立派に子育てしてますよ」そういうとスッキリしてくださる。
子育てに正解はない。
一人に一冊のマニュアル。これは、誰も作れないし、売ってない。
ご両親の苦労の末の賜物。
私たち保育士は、少しの参考文献を出させていただくだけ。
「その子らしく」は、毎日しっかりと向き合って、本当にその子を知っていかなければ実現は、難しい。
そして、ある程度の秩序も教えなければ。
犯罪をおかすのがその子らしさではないから。
社会のrulebookの中で自分らしくいる。
これが本当に難しい。
でも、自分でいいのだって心を育てるのが親の仕事かな。