夏の訪れ...今振り返る "ゴゼヨ" のすゝめ
以前、TOKYO FARMERS CAMPというプロジェクトのnoteマガジン【MUSIC TO LISTEN TO NOW】- 今聴いてほしい音楽- の特別編にて書かせていただきました記事が、しばらくの間、非公開になっておりましたが、個人noteにて再公開です!
先ず、このバンドには世代的に自分自身の思い入れが強いことがございます。そして、今一度、夏の訪れと共に聴いてほしいと思い書かせていただきます。
皆さんは、「午前四時、朝焼けにツキ」( 通称:ゴゼヨ )というエモーショナルで真っ直ぐな熱い魂を持ちつつ哀愁漂うロックを鳴らすバンドをご存じだろうか??
( 激情系「帰りたくなる」哀愁ロックと言われています。)
2011年結成し、精力的に活動を行い、2017年に解散という6年間ではあるが、この時間で残してくれた作品は、全てかけがえのないものです。まず、彼らが活動中に発表したアルバム全3作品をご紹介したいと思います。
●『鉄也林部』- 1st Album -
なんと言っても名曲「GOZEYO」を含む衝動的なアルバム。始まりから終わりまで一気に疾走する本作は、小林亮輔 (a crowd of rebellion)在籍時でもある。
イメージとして、解放という言葉が合う激情と粗削りな勢いが止まらないのだが、全てどこか懐かしさを感じさせてくれる。狂気に満ちたような感情の爆発の隣にいつも優しい気持ちがある。まさに、朝焼けという名の"哀愁"が溢れ出した"ゴゼヨ"爆誕的な初期衝動の作品。
▼「GOZEYO」
●『カワラズ』- 2nd Album -
メンバーの入れ替わりもありリリースされた新生"ゴゼヨ"のアルバムであり、私が"ゴゼヨ"に出会った最初のアルバムでもあります。
エモーショナルでノスタルジックなスタイルに、より一層の磨きがかかり闇から照らす眩いくらいの光が放たれ続け、生き抜くという力を貰える作品です。歌も楽器も緩急のついた音の中に溶け込んだ"純粋"の言葉の意味と忘れてはいけない大切なことに向き合える日本のロックシーンに新たな幕を上げた2nd Album。
▼「因呶羅」
▼「染マル」
●『飴玉泣イタ』- 3rd Album -
解散前の最後に発表されたアルバム。どのアルバムが好きかと問われれば、全部好きと答えると思うのだが、「飴玉泣イタ」は、特に好きなアルバムだ。(「帰りたくなる」哀愁ロック )が、完全な形に確立され、"美しさ"だったり、また"儚さ"だったりと、楽曲ごとに鮮やかな色彩が灯されている。メロディーラインや目紛るしい展開に表れる感情は、寄り添ってくれるような不思議な魅力があります。最後に熱い思いを届けてくれた名盤です。
▼「朱-GOI-」
▼「アイビス」
タイトルにもございますが、"夏の訪れ"と言えば[百万石音楽祭 2017 ミリオンロックフェスティバル]このステージでのライブの一体感は、映像でも伝わってきます。終始メンバーと観客含め、感情のぶつかり合いには"愛"がこれでもかと、強く強く犇めき合っています。忘れられない熱い一日とは、このことである。ぜひ観てほしいライブ映像です。
今は、大変な時代ですが、また人生の一ページに刻まれるようなライブを体感できる日が一日でも早く来てほしいと切実に思います。
▼【百万石音楽祭ミリオンロックフェスティバル】
素敵なたくさんの時間を届けてくれて「本当にありがとう」と、"ゴゼヨ"に改めて言いたい。今も支えとなってくれて、常に心に存在してくれているバンドであり、きっと、これからも私は、永遠の"ゴゼヨ"ファンです。