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《詩》 聾者の沈没夢

平然たる欠伸ひとつでノイズの海へ迷い込む
非自然色の魚達が群れを成して泳ぐ深淵

万華鏡の錯乱を見た

乾き固まった黒いインクが従順と流れ込む
溶けて滲み出し世界は染まる

逆さまの空の下に立つ

回り続けてダンスする君がループする景色
夢の中に身を預けて僕を呼んでいる

※電波干渉
「アシタハ, ハテナク ヒカレタ チヘイセンガクチヲヒライタ ノチ, 無になるでしょおおおおおおおおおおおお繧ィ繝ゥ繝シ繧ィ繝ゥ繝シ繧ィ繝ゥ繝シ繧ィ繝ゥ繝シ繧ィ繝ゥ繝シ繧ィ繝ゥ繝シ繧ィ繝ゥ繝シ繧ィ繝ゥ繝シ繧ィ繝ゥ繝シ繧ィ繝ゥ繝シ…」

頭を掻き毟り号泣している
ビタミン不足の肌色した天気予報士絶叫中

「カラーバー:本日の放送はすでに終了しました」

真暗闇と楔れたドア
藻掻きながら叩いている僕が見える

まだ、悪夢の中か否か

淀んでしまった街の噴水が、あの空に水泡を生み出すまで
干乾びた大地に雨を降らし、僕らを起こす薬となるまで

僕だけが聞こえてる、鮮明に聞こえてる

神が死んだ声だ
焚書の煙炎

遠い精神の中にいる
僕を映す鏡か

太陽が沈む
太陽が沈む
太陽が沈む
太陽が沈む
太陽が沈む

夜は知っている
「」を越えた大究竟

真理、即こそ全て

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