【理想のフォームについての考察】
今日は練習日なのでL3〜L4内で走ろうと思ったが全然出来なかった。
そこで自分の弱点を見つめ直しなぜ出来ないのか考えながらライド中に修正をしながら走った。
自分はパワーを一定に出すのが苦手であり維持も出来ないことである。
なぜ出来ないのかライド前半で色々考えた…身体の疲れが取れていないのか、筋力がないのか、食事が関係あるのではないかと考えたがそこに原因はないと思われる。
確かに身体の疲れはあるが普通に寝れている。食事も3食バランスは良くないがしっかり取れている。筋力についてもそこまでないわけではない、そう考えていくとやはりフォームにあるのではないかと考察。
なぜパワーが出ない、維持できないのか
自分にとってパワーが楽に出て尚且つ維持できるフォームが何か考えた時、今月のYURI FITのLIVEミーティングでも上がっていたJoint by Jointを思い出した。
要は身体の各関節は安定に向いている関節と動くことに向いている関節が交互に存在しているというもの。これらを考えながらライド中にフォームを修正していく。
原因と主観的な身体の症状
エアロを意識しているせいか骨盤を寝かし過ぎているためパワーが出ない?
膝で踏んでいる感覚があり一瞬パワーが出るが維持が出来ない
足首は背屈気味でふくらはぎが張っている
以上の点が主観的な症状
修正ポイント①
膝から踏むのではなく固定させ大腿骨頭から下に向かって押す(踏む)
足関節はやや背屈気味にし固定する
骨盤は寝かさず立てて胸椎から身体を曲げエアロフォームを意識
以上の点を意識し修正していくまずは1と2から取り組む。
結果これだけでも前よりは楽にパワーは出るようになった、しかしまだ微妙な感覚で力が抜けていく感じがある。
次に3を実践、前は骨盤から寝かせて(骨盤前傾気味)エアロフォームをとっていたが股関節周りが窮屈で苦しい感覚があった。
骨盤を立てて走ってみるとより大腿骨頭(骨盤)からより踏めるよう感覚があり力が入る。やはり骨盤前傾は良くないと実感。
また骨盤に関しては前傾すると反り腰、後傾すると猫背になることからどちらも腰痛を引き起こす原因になるので良くはない。特に自転車競技は長時間乗るので尚更。
しかし骨盤を立てて走ると身体も起き上がっている状態なので空力的に良くない。なので胸椎の12番目(肘の位置)から身体を倒していく、あくまでイメージ。
腰椎のほうが胸椎より可動域はあるため腰椎から曲げたほうが良いと思うがJoint by Jointo的に腰椎は安定に向いている関節なのであまり動かさない方が良いと思われる。
また腰椎から曲げてしまうと骨盤が立てにくくなりその上、腰痛も引く起こしそうな感じがある。
この状態で走るとかなり楽な姿勢でパワーも出て維持もしやすくなった実感があった。この辺でフォームはもう良いかと思ったがせっかくなのでもう少しフォームを修正しながら走ることにする。
修正ポイント②
脇を締める
頭を下げる
とても当たり前のことだがしっかり考えながら修正。
まず脇を締めるだがただ締めると上腕三頭筋だけに負荷がかかり結果、維持できなくなり脇が開いてしまう。なので小指からブラケットや下ハンドルを握る様にする。そうすると背中の筋肉も使うことができるので上腕三頭筋だけに頼らないので疲れにくくなる。
次に頭を下げる。これも当たり前だが、ただ下げてしまうと疲れてしまう。以前は骨盤から身体を倒してしまっていたこともあり(下の画像カンチェラーラ選手の様なフォーム)身体から頭が出てしまっていたためか首が痛くなり、すぐ頭を上げてしまっていた。
新しいフォーム(下の画像エヴェネプール選手)にして走ると骨盤を立てたおかげかそれほど前より首に負荷がかかる感じがなく頭を下げたままでも維持しやすくなった。また身体の中に頭をしまえるので以前よりも空力は良くなったのではないかと思う。
もちろんカンチェラーラ選手は誰もが認める宇宙人ですごい選手なので悪いわけではないし批判するつもりはない、とても大好きな選手である。その選手によって柔軟性や関節の可動域などもあるので一概に良い悪いはない。
ただ自分の場合はエヴェネプール選手のフォームが合っていただけの話。
修正結果
修正した結果、以前のフォームより楽にパワーは出て維持がしやすくなったので良かった。それでもまだまだなので今後、新しいフォームを意識しながら練習の質を上げていきやっていきたい。
総括
自分の弱点をただの練習不足や頑張りが足りないなどと考えてしまうのは良くあることだが意外にもそこに原因がない場合がある。もちろん原因は人それぞれあるがしっかり何が原因かは考えた方が良いかと。特に私のような速くない選手は考えて練習しないと速い選手に置いていかれるだけである。今回ある意味調子が悪くて良かった。調子が悪い時ほど何が原因か考えるきっかけになる。もうすぐでシーズンは終わってしまうがこれからも頑張っていこう!では!