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先日見つけた『耳元の鈴を鳴らさない!』の制作スケジュールに、
クラウドファンディングの開始予定は2018年12月1日
と記載されているのを見て思わず苦笑してしまいました佐久良マサフミです。(実際にクラウドファンディングを行ったのは2019年7月24日です)
本日は拙作『耳元の鈴を鳴らさない!』の口絵イラスト制作のお話しを少々……!
内容としては、
・実際のイラスト ・ラフ画(オーダー) ・こだわり ・参考資料
などを、実際に使われた画像も紹介しながらお伝えします。
ライトノベルのイラスト制作に関しての情報は、調べてもなかなかお目にかかることができないかと思われます。
『耳元の鈴を鳴らさない!』を読んでない方にとっても、十分に楽しめる記事にして参りますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
それと、
毎度お話ししておりますが、これからイラストレーターにお仕事を依頼しようかな、と考えている方にとっては必見です。
それでは早速。
現物とラフ画をお見せしながら進めて参りたいと思います。
今回は三枚ございます。
①
お決まりのキャラクター紹介につかいました。
どのライトノベル作品でも採用されているかと思います。これは一巻に限らず二巻以降の続編でも使われている定石です。
ただ昨今のラノベの場合はさらにわかりやすく、キャラクターの名前や印象的なセリフを載せることが多いようです。
こちらは俺ガイル。どのキャラクターも強烈なセリフをピックしていますね笑
特に好きなのは「三年で卒業できると思うなよ!」です。教師と思われるキャラクターから生まれる言葉とは思えません。
「この作品はなんなんだ?」「ちょっと読んでみようかな」と思わせる要素があると思います。
ただみみすずはテキストを載せない仕様にしました。
理由といたしましては、
・ラノベ感を弱めたかったから(がっつりライトノベルを作りたかったワケではないので)
・制服を見せたかったから(わたくし佐久良の母校の制服を借りています)
・うなさか先生のイラストを見せたかったから
・そんなに面白いことを彼女たちが言っていなかったから(一番の左の子に関してはこの時まだセリフがなかった……)
です。
そしてここnoteではラフ画を公開します。
同時に送ったイメージ画像もどうぞ。
↑鈴美のポニーテール↑
↑史郎の表情↑
↑琴の表情↑
↑指定書↑
こちらが、うなさか先生にお渡ししたオーダーです。
史郎は雷に打たれ、なおかつ見切れてしまっているという悲惨な扱いを受けています。
これに見かねたうなさか先生が「見切れるのは……」と話し合いになり、結果救済する方針を取りました。
それにしても、第一線で活躍されているイラストレーターの方々はすごいですね。
出来上がったものを眺めていると、どうしてこれがこんな素晴らしいものに変換されるのだろうといつも感じてしまいます。
②
わたくし佐久良マサフミがこよなく愛するジョイフルでの食事シーンです。
東京の方はジョイフルを知らない方が多いのでお話ししますと、
日本一、いや世界一のファミリーレストランです。
理由は必要ないレベルなので説明しません。
ジョイフル本田ではありません。(ジョイフル本田が何屋さんかわかっていません)
ファミレス・ジョイフルは赤坂にも進出してますので、お時間ない方もぜひ足を運んでください。
ライトノベルの口絵は、本編に存在するシーンの一部を抜粋してイラストに描き表していることがほとんどです。
しかしこちらの二つ目の口絵に関しては、本編にはないシーンになっています。(四人でジョイフルに行き食事をするシーンはあります)
というのも、ただただおいしそうにジョイフルでご飯を食べるシーンというを用意しようとしていたからです。
これは本編の執筆をはじめる前から考えていました。
「もっといろいろな人に、ジョイフルの魅力を伝えてやる絶対に」という想いは、上京した時からずっと抱いていたこと。
そしてこの《耳元の鈴を鳴らさない! 出版プロジェクト》は絶好のチャンスだと思いました。
実際に効果があるといいなぁ。とそんなことを今でも考えたりしてます。
※実際、ジョイフルには許可をいただいております。
それではそろそろラフ画を。
さらに添付した資料もどうぞ。
↑鈴美(右)の表情イメージ↑
↑琴(左)の表情イメージ↑
pixivやらなんやらでおいしそうに食事をしているイラストを探してはダウンロードしておりました。
↑琴の衣装イメージです↑
↑鈴美の衣装イメージです↑
↑こんなものも……。とり天が恋しいです。↑
さらにこのイラストにはもう一つ、こだわった点がございます。
大分県にゆかりのある方ならもう気づいたことでしょう。
もう一度、上へスクロールしてください。そしてイラストをご覧ください。
そう。
【ReLIFE】です!!
ReLIFEは夜宵草先生原作の漫画でございます。
何を隠そう夜宵草先生は”大分”出身!!
ReLIFEは大分で最も偏差値の高い高等学校”上野丘高校”が舞台とも言われています。
さらに、キャラクターたちの苗字は大分にある駅名が使われているのです。
ReLIFEの大ファンでもある佐久良は、ここでこっそりとリスペクトを込めさせていただきました。
……もう少しReLIFEの話をさせていただけないでしょうか(切
ReLIFEはいわゆる学園ものです。
Wikipediaにもありますが、
教室内のキャラクターたちの座席は、キャラクター同士の心理的な距離感を表している。という情報が出てきます。
「へぇーかっこいいなー」なんて思った佐久良はこの妙案も真似します。
わたしの場合、キャラクターたちの苗字でこの距離感を表してみました。
城崎、都町、安心院など実際の大分県内での場所を知ると遠かったり近かったりしてます。
話を戻します。
最後に指定書を掲示して次にいきたいと思います。
③
こちらも作品を象徴するようなイラストになると考えました。イラストのタッチも少し変えていただき、とても素晴らしいものが出来上がっていると感じます。
この三つ目の口絵イラストに関しては色々なところで使わせていただきました。
それではラフ画、資料等々をどうぞ。
↑ラフ画↑
すごく簡易的なものになってますね……汗
↑全体のイメージ↑
この画像を探すのには少し時間がかかりました……。大好きなけいおんです。今にも『天使にふれたよ』が流れてきそうです。
こちらもイメージに近いかなと思い添付しました。
ダンまち一巻の口絵です。
↑琴、史郎の表情イメージ↑
↑璃莉の表情イメージ①↑
↑その②↑
↑鈴美の表情イメージ。泣き笑い。↑
↑指定書↑
このイラストでこだわった点は、本文抜粋を意識したことでしょうか。
とても素敵なシーンなので表情にはこだわりました。
全員が同じ表情をしていないのはもちろん、上手い塩梅に儚さも演出することができ、とても満足したのを覚えています。
いかがだったでしょうか?
振り返ると画像が多めの文章になっていて、読んでいて楽しいものになっている気がします。
また、色々なところで物申しておりますが、これからは作家自身がイラストを制作する”作家ファースト”の文化が浸透していけばいいなぁと思っております。
詳しくはこちらを……。
また「イラストを作りたいけど、イラストレーターの方にどのようにお願いすればいいんだろう」なんて悩みを抱えている方も、佐久良にご相談していただければ、なかなか良い回答をすることができると思います。
どうぞお気兼ねなく、ご連絡ください。
それではまた次回noteでお会いしましょ。
佐久良マサフミ
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