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新卒1年目で介護の社内資格を取得。利用者さまの笑顔のために自分にできることを追求したい。
ヒューマンライフケア株式会社に新卒入社し、大阪府のデイサービス「ヒューマンライフケア寝屋川の湯」に勤務する下川将希さんは、2023年度新人賞を受賞しました。社会人として1年目に取り組んだことや、介護業界で働くことのやりがい、そして2年目に向けての想いや今後の目標などを伺いました。
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――まず、入社のきっかけを教えてください。
私は大学では福祉系の学部で、死生学や生命倫理学などを専攻しました。就職活動では「人のために働く仕事がしたい」という軸のもと、生活空間やインテリアに興味があったので当初は住宅関係を志望しましたが、活動を進める中で「もっと深く人と関わる仕事がいいな」と考えるようになりました。
高齢者と深く関わることができる介護業界にも志望を広げ、何社か受けました。その中でヒューマンライフケアを選んだ決め手は、面接での印象です。面接で出会った社員の方々の人柄がよく、話しやすくて自分とフィーリングが合うと感じたので、この会社で働きたいと思ったのです。
――現在は、どのようなお仕事を担当されていますか?
「ヒューマンライフケア寝屋川の湯」で、利用者さまの送迎から食事のサポート、レクリエーションの実施、見守りなどを行っています。入浴の介助は担当していませんが、利用者さまが施設で過ごす1日の流れに一緒に付き添いながら、楽しく安全に過ごしていただけるようサポートするのが仕事です。それ以外に、事務作業やレクリエーションで使うツールの作成などの業務もあります。
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――新人賞受賞は、どのような点が評価されたと思いますか?
通常は入社2年以内に取得が推奨されている社内認定資格を1年以内に取り切ったことを評価していただけたのだと考えています。シルバーマイスター1級と、認知症KAIGOマイスターBasicという社内認定資格を入社1年目に取得しました。あとは、社内研修でレポートなどの提出物をすべて遅延なく提出したことも、評価の対象になったと思います。
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――仕事をしながら社内資格に挑戦するのは、大変だったのでは?
資格取得に必要な知識や技術は日々の業務の中で教わるので、先輩から教えてもらったことを正しく実践できるかどうかが大事です。仕事が終わった後に練習したり、先輩に見てもらったりはしましたが、資格対策自体はそれほど大変ではなかったですね。
――新卒で入社して、この1年を振り返っての率直な感想をお聞かせください。
就職するまでは、介護業界や介護の現場に対してマイナスのイメージもありました。人手不足で大変な仕事で、さまざまな課題を抱えており、その課題解決のために自分が何か働きかけることはできないか、と考えていました。けれども実際に働き始めてみると、思ったほど大変じゃない、楽しいというのが正直な実感です。スタッフ同士や利用者さまとの間で、常に人対人のコミュニケーションがある仕事なので、コミュニケーションの中から笑いが生まれるし、楽しさや喜びも感じられます。パソコンの前に1日中座っていて会話もないような仕事に比べると、はるかに楽しいと思います。労働環境も予想していたほど厳しくはなく、これはヒューマングループという大きな土台があるおかげかもしれません。
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――社会人になって大変だったこと、苦労された点はありますか?
朝8時に利用者さまの送迎があり、朝が早いので、早起きに慣れるまでは辛かったです。また、私は大学時代ジャズバンドに所属してトランペットを担当していたのですが、後輩のバンドのライブと仕事のスケジュールが合わなかったりすると、「ああ、社会人になったな」と実感することも。昨年は大学を卒業したばかりで後輩との関わりが深かったので、大学生と社会人とのギャップを感じることが多かったですね。
――お仕事で大変なこと、やりがいに感じることを教えてください。
悩みや苦労はそれなりにありますが、その大半は、集団で働いていると解決できることです。仕事で一番の悩みは「利用者さまにどうアプローチすればよいか」「どうすれば、利用者さまに笑顔で過ごしていただけるか」ということです。ヒューマンライフケア寝屋川の湯のスタッフは仲がよく、全員が「利用者さまを楽しませよう。利用者さまに笑顔で過ごしていただきたい」という想いで働いています。ですから、悩んだときも上司や同僚に相談すれば解決の糸口が見えたり、悩みながらいろいろと試行錯誤した先に、利用者さまの笑顔が見られるという喜びとやりがいにつながっています。
――お仕事をする上で大切にしていることは?
くり返しになりますが、利用者さまに毎日笑って過ごしていただくことです。そのためには、常に全体に目を配り、利用者さまを1人にさせないこと、1人でボーッとしている人を見つけたらそばに行き話しかけることを心がけています。
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――趣味のジャズやトランペットも、利用者に喜んでいただくのに役に立ちそうですね。
クリスマスなどのイベントでは、利用者さまの前で演奏することもあります。しっとりとした曲を優しい音色で演奏すると、うっとり聴き入ってくださったり、時には涙を流されることも。利用者さまに喜んでいただけると、プレイヤー冥利に尽きますし、私自身も嬉しいです。
――今後の目標を教えてください。
今年の春から新人が3名、入ってきます。入社1年目は先輩方から手厚く指導をしていただきましたが、これからは私が新人を指導できる立場にならないといけません。自分自身の学びを深めつつ、後輩に根拠のある指導をして、上と下をつなぐ役目を果たしたいと思っています。プライベートの目標は、趣味の音楽活動と仕事を両立すること。いまは社会人ジャズバンドに参加しているので、今後も長く音楽活動を続けていきたいと思っています。
――最後に、1年前の自分を思い出して、新卒の方へのメッセージやアドバイスをお願いします。
社会人1年目は仕事や社会のことについて何も知らない、まっさらな状態です。そのまっさらな自分を大事にして欲しいですね。何も知らないからこそ、職場や業務に新しい視点を加えられたり、これまでにない新しいものを生み出せたりする可能性もあります。すべてを鵜呑みにするのではなく、自分で考え評価すること、自分の意見や疑問を素人考えと封じ込めず、周囲に発信していくことを大切にして欲しいと思います。
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<下川将希さんプロフィール>
大学では人間福祉学部で人間科学を専攻し、2023年、ヒューマンライフケア株式会社に新卒入社。日帰りで通う利用者に入浴・食事・機能訓練・レクリエーションなどの介護サービスを提供する大阪府の「ヒューマンライフケア寝屋川の湯」に勤務。2023年度新人賞を受賞。
※2024年4月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
部署名等は取材時のものとなります。
<ヒューマンライフケア株式会社・会社概要>
ヒューマンライフケアは介護保険法施行前の1999年より介護事業を展開、現在では全国でデイサービスやグループホームなど各種介護事業所を展開しています。
▼ヒューマンライフケア公式note
https://note.com/humanlifecare