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整形分野の理学療法やアスレティックリハビリテーションの知識・セミナーの情報を紹介します…

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整形分野の理学療法やアスレティックリハビリテーションの知識・セミナーの情報を紹介します。 著者:日本スポーツ協会アスレティックトレーナー、理学療法士(認定スポーツ理学療法)、某大学保健医療学の研究科在籍。 専門分野:整形外科リハ、ラグビー・サッカー・陸上・育成年代トレーニング

マガジン

  • 文献紹介

    スポーツパフォーマンスやリハビリテーションに関する文献を紹介します

  • 大学院入試

    2023年に保健医療学部の大学院入試を受験しました。その際の対策や経験を記した記事です。 理学療法士、アスレティックトレーナーで大学院進学に興味のある方の参考になればと思います。 #大学院 #理学療法 #アスレティックトレーニング #対策 #入試 #試験対策

最近の記事

2024年8月 質の良い論文検索方法

 大学院に入学して、春学期が終わりました。病院で勤務しながらの大学院生活はなかなかハードでした。しかし、家族や病院スタッフの理解やサポートがあり、どうにか乗り切ることが出来ました。今は一安心して、夏休み期間のゆとりある中で頭の整理をしています。  今回は大学院での学びを踏まえて、「質の良い論文検索方法」をテーマとした記事を書きます。臨床においても研究においても、質の良い論文を探すことは研究、臨床において大事なステップだからです。臨床研究に興味のある理学療法士やアスレティック

    • 2024年4月 大学院生としての研究の世界への一歩、1ヵ月の感想

      1. 大学院生活の始まりの感想 この4月から大学院生活が本格的に始まりました。日中は総合病院で勤務をしながら、週3回の授業とゼミでの研究指導を受けています。これまで理学療法士・ATとして臨床業務と現場活動、研究をやろうと試みてきました。 研究とはなにか、この1ヵ月で再度学び直し、そのハードルの高さを再度感じています。ここでこの1ヵ月で学んだことを整理したいと思います。 2.論文に没頭する 私の所属する大学院では、1本の総説と1本の英語論文を2年以内で投稿・採択が課題とな

      • 【セミナー感想】内田智也先生/オーバーヘッドスポーツの理学療法 -臨床と研究の両立-

        先週末、トヨタ記念病院の理学療法士、内田智也先生の、臨床研究の進め方についてのセミナーを受講してきました。 →https://spolab-20240211.peatix.com/ これから臨床研究を進めようとしている私にとって、こうした先輩の話を聞けることはありがたい機会です。 【内容の感想】 感想としては、病院で研究を進めてきた内田先生の経験やコツ、考え方を学べるとても良いセミナーでした! 中でも、あとに書きますが「探索的研究」も全く意味がないわけでないことが、普段の

        • ACL再建術後の再断裂を防ぐには? - 競技復帰のタイミングと心理面に注意

          ACL損傷後の再建術は一般的な治療法ですが、術後に再びACLが断裂する「ACL再断裂」がしばしば問題となります。ACL再断裂のリスク因子として、年齢の若さや活動レベルの高さなどが知られています。しかし、リハビリテーションの観点からACL再断裂群と非再断裂群を比較した研究はあまりありません。 スウェーデンの研究チームは、ACL再断裂36人と再建術のみ108人の患者を比較検討しました。その結果、ACL再断裂群は術後8-12ヶ月時点で、競技復帰に対する心理的準備性と膝関連自己効力

        2024年8月 質の良い論文検索方法

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        • 文献紹介
          2本
        • 大学院入試
          8本

        記事

          子供の走り方で見えた才能と競技の特徴【専門家、スポーツ指導者、保護者、選手向け】

          今日は育成事業の一貫で、小学生の体力測定の手伝いを行ってきました。 子どもたちの走るのを1日中見る機会で、いろいろ観察していると発見が多々ありました。 あくまで主観的な内容ですが、気付いた内容をまとめたいと思います。 ○速い子供の特徴:腕振りがきれいランニングに限らず、全身の連動性というのは効率的な運動に必要なことです。 今回走るのが速い子供達を観察して、皆腕振りがきれいということがありました。 具体的には肘が90度に曲がり、肩甲骨が良く動き、後ろに手があがるということで

          子供の走り方で見えた才能と競技の特徴【専門家、スポーツ指導者、保護者、選手向け】

          大学院合格

          無事に志望していた大学院に合格しました。 いくつも試験をクリアしてきた人生のため、試験後の手ごたえはあったもののの、定員数が少ないという話だったので少し不安はありました。 無事に合格が出来て、ほっとしつつ、研究計画をさっそく練り上げないとと頭を抱えながら作業しています。 私の所属する大学院は「保健医療学研究科」となります。 もともと志望した動機は、いくつかあります。 まず、大学院の研究では「前十字靭帯再建術後のパフォーマンステストの検討」をメインテーマとして行うことを

          2023/9/19 大学院試験 感想

          昨日、大学院入試の本番を迎え、無事に試験を終えました。 あとは結果を待つのみです。 いかんせん、創設されたばかりで情報の少ない大学院でしたので、いろいろなところから情報を集め、臨みました。 おそらく一生に一度しかない機会なので、フレッシュなうちに感想と反省を書き残しておこうと思います。 【受験した大学院】今回、受験しましたのは某大学大学院の保健医療学研究科になります。 受験経緯は、膝の術後のリハビリテーションに関して研究をしたいことがあり、その指導を受けるのにこれ以上ない先

          2023/9/19 大学院試験 感想

          2023/8/17 英語日記

          今日は朝5時30分からジョギングをした。マラソンを趣味でしているため、週に1回は少なくとも走らないと落ち着かない。そのせいで夜の英語日記を書くには体力的にもしんどいが、力を振り絞ってやっている。 業務後には前十字靭帯術後の患者の症例報告のプレゼン資料を作成した。うまく復帰まで持って行けた症例で、資料もうまくまとまったと思う。 いつか外部で発表できるような質まで上げてみたい。 【英訳】 I jogged 5:30AM today. I'm runner as a fan,

          2023/8/17 英語日記

          2023/8/13 英語日記

          (英語の勉強はchat-GPTを使って修正しています。 今回から、自作した英文と、chat-GPTからの修正点をあわせていきたいと思います。) 日本語 大学院に行く目的は二つあります。 一つは研究手法・データ解析・解釈の方法を学ぶことです。それによって、普段の仕事でもデータの扱いの精度を上げ、数値をもとに判断することが出来るように出来ると思います。 もう一つは、前十字靭帯再建術後の競技復帰基準を作成することです。現在では基準がはっきりしないため、それを明確にすることで多く

          2023/8/13 英語日記

          2022/8/10

          今日は、大学院に関しての最終説明と、入学願書の提出のために大学へ向かった。ビルの場所を間違え、タクシーで急いだりし、少しミスがあったので焦った。先生とは最終意思確認が出来、有意義なアドバイスも頂けたと思う。入試はほぼ英語の成績で評価されるので、十分な対策が必要だ。 I went to graduate school today. The purpose of the visit was to learn about the research and submit the

          2023/8/7 英語論文紹介

          今日は、英語日記にするネタも少ない一日だったので、勉強した英語論文を紹介したいと思います。 タイトル 「Who Passes Return-to-Sport Tests, and Which Tests Are Most Strongly Associated With Return to Play After Anterior Cruciate Ligament Reconstruction?」 原著URL 内容 「Return-to-Sport Testsをクリア

          2023/8/7 英語論文紹介

          2023/8/6 英語日記

          娘の夏休みのため、一日仕事のことは忘れ、たっぷりと遊んだ。勉強の準備が出来ないのは痛いが、彼女にとっては大切な遊ぶ時間なので大事にしてあげたい。仕事や勉強も大切だが、家庭のことが一番大切だ。 I spent the day playing with my daughter during her summer vacation and I completely forgot about my work. It is hard that I can't prepare for

          2023/8/6 英語日記

          2023/8/5 英語日記

          今日は夜に前の職場の同僚と会った。 彼はパーソナルジムを経営し始め4年になり、順調に売上を伸ばしている。 大学院への進学を決意したことも喜んでくれた。この年になって、頑張ろうと言い会える同士の存在は頼もしく感じる。 I met a friend who worked with my prior workplace. He started personal training gym for 4 years and it has been growing steadily.

          2023/8/5 英語日記

          2023/8/4 英語日記

          大学院にむけた英語日記、短いフレーズをこつこつ続けていきます。 (もはや日記とは言えない長さですが・・・) 大学院の研究はACLR後のパフォーマンステストの検討を研究課題にしたいと考えている。 入学前から研究計画をまとめておくことが重要だ。 ↓ I want to make a research about the performance test after ACLR(Anterior Cruciate Ligament Reconstruction) in gradua

          2023/8/4 英語日記

          大学院入試のための英語日記

          大学院を受験することにしました。準備に時間がないので、その思いはまた書きたいと思います。 勉強として、毎晩英語日記をつけていこうと思います。せっかくなのでnoteに記録として残していきたいと思います。 2023/8/3 English I woke up at 5 AM today and worked on preparing documents for my graduate school entrance exam. As a working professiona

          大学院入試のための英語日記

          感想【6th STEP 総大会~常識のその先へ~】

          【6th STEP 総大会~常識のその先へ~】 2023/6/11、STEP主催の勉強会に参加してきました。 https://www.steppt.biz/ 第6回STEP総大会は、Sonography for Therapeutic educational project(STEP)という超音波エコーを整形外科の治療に生かすための勉強会のグループが開催したものでした。この総大会を通じて、いくつかの学びや臨床での活用方法について知ることができました。 まず、筋収縮を描

          感想【6th STEP 総大会~常識のその先へ~】