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#10 マイアミ上陸③ - たくさんの出会い - 2016年

11月3日のイチローさん試合までに2017年版まで書き終えたいのに、この遅筆ぶりでは…

マイアミビーチに行ってみる

2016年6月20日(日)
初マーリンズ・パーク観戦の翌朝(前回はこちらから)

マイアミに来たからには、ちゃんとビーチに行かねばと思って、朝の散歩でビーチに向かう。青い空と白い波しぶき。すがすがしい

これがマイアミビーチだ!
というほどいい写真が残っていない

おぅ…暑い。遮るものがなにもない。とにかく暑い。暑い以外の言葉が出てこない。日差しに殺される…現地の人もほとんどいない…何度だったか記録していないが、とっくに30度は超えていたはずだ(昼が40度を超えるので)

退散して朝ごはん。昨日の3つのベネディクトエッグを反省をして、フルーツに。最愛フルーツのひとつ、パイナップルを山のようにいただく

フルーツを食べながらオレンジジュースを飲んでいたのか…
日本だとやらないのに

ルーティンに追加された 「スタメンチェック」

そしてまたマーリンズ・パークへ

その日のSNSによると、私はUberの運転手と口論したらしい。理由は「ピート・ローズばりに日本プロ野球を低く言うから」、つまり、イチロー選手の日米通算最多安打を批判されたから

「じゃあ何でタナカやマエダが打てないの?何でオオタニが欲しいの?」と言ったと記録されているが、口論するような英語力は持ち合わせていないので、おそらくこれだけ言ってムッとしていたんだと思う

Uberでね…命知らず…

この日は1番レフトでスターティングラインナップ!

51  ICHIRO LF

この頃、朝起きて最初にすることは、「今日はスタメンか」をチェックするだった。イチロー選手のファンになってからほとんどの間、ブルーウェーブからマリナーズ時代を通して、全くといっていいほど関係のないことだったが、ヤンキースに移籍してから、私の生活にこの小さなルーティンが加わった

スタメンを外れる度に私は、左投手でも打てますけど?年齢だけで判断しないでください!としょっちゅう憤慨していたが、私の憤慨をよそに、イチロー選手はどんな状況でも出番に備えて黙々と準備をしていた。その姿は美しい。だんだん私の心も静まっていく

今思えば、これは「終盤に近付いている」ことを少しずつ自分の頭と心に刷り込む作業だったのかもしれないが、それよりも、年間200本安打の達成を積重ねている頃と何も違いなく、それ以上に、イチロー選手から「準備の大切さ」を学ぶ日々だったと思う

移籍当時ユニフォームが似合うかどうかと思ったが
なんでも似合うイチロー選手

異常に熱心なお嬢さん評

座席は昨日と同じ、三塁側ダグアウトの端(外野側)

試合前、イチロー選手のブルーウェーブ時代のユニフォームを着た日本人男性に話しかけられた。前日私がものすごく前のめりに試合を見ていたのが気になったそうで、「異常に熱心なお嬢さんがいると思って」と話しかけてくださったそうだ。

…そんな前のめりだったのか
まあNHKの中継に写った私を見つけた友人も「めちゃくちゃ真剣」と言っていたので、そうなんだろう…

この村本氏、イチロー選手がひざまずいてユニフォームにサインをしてくれるという「神対応」を受けた方として有名で(私は当時知らなかったが)、シアトル時代からイチロー選手を追って観戦、この時も日米通算最多安打・メジャー通算3,000本安打に立ち会うべく、マイアミを拠点にビジター球場へも足を運ばれていた(記憶が曖昧で、日米通算は見届けられたのか忘れてしまった)

そして村本氏につないでいただいて、イチロー選手ヒットカウントTシャツを自作・配布して、3,000本安打に向けて熱心に応援しているJay氏と知り合う

Jay氏との出会いは本当に楽しい、素晴らしい出来事だった。イチロー選手が愛されているのを見るのは、本当に嬉しいし、とても親切にしていただいて、楽しい思い出がたくさんできた。おかげで今でも「ああ、マイアミに行きたい」と思う

「〜って、日本語で書いてほしい」と言われて

ちなみに、記者/ライターさんたちも、マイアミは良かったとよく仰っていた。チーム関係者もとても良い人たちで、とても気持ちよく取材ができたし、快適に過ごせたとのこと

メジャー通算3,000本安打まであと20

Jayさんがダグアウト上の席に座らせてくれた(彼のシーズンシート席)
そしてファールボールが飛んでくるたびに、これは土産だ!と周りの人が私にくれる。日本に帰って新旧野球少年に配ったら、縫い目が〜とか、革が滑るね〜とかもっともらしいことを言いながら喜んでくれた(そういうところが見たかったので嬉しかった)

見慣れたネクストバッターズサークルのルーティン
見慣れた打席のルーティン
レフトポジションへ走っていく

久しぶりに見たイチロー選手の、変わらないルーティン。この日は2四球で安打は出なかったが、スタジアムの緑に映える美しさと、打席で醸し出すピリッとした緊張感は、何も変わらなかった

私の好きなイチロー選手

やっぱり心臓がきゅっとなるし、呼吸が浅くなるけど、幸せな時間だった。明日は観戦最終戦

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