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秘境ギアナ高地の旅2 ロライマ山でテント泊(ベネズエラ)
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パライテプイに朝がきました。
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ツアーに同行するポーターさんたちが暮らす集落もあります。
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ここにもインコ大王様
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炊事場
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私達を運ぶヘリが飛んできました。
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準備が出来ても山頂が晴れていないとヘリは飛びません。ギアナ高地は、湿った貿易風が山にあたって、年間を通じてかなりの雨が降ります。雲や霧で覆われている方が多いかも知れません。現地を仕切っているボスが、天候を見極めGOサインを出すのを待ちました。
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待つのはすっかり慣れっこになったので、食事やおしゃべりをしたり、お花を見つけたり、ボーッとしたり、それぞれに過ごしました。 過ぎたことも先のこともあまり考えず、今だけにいる感覚・・・・それは私が旅に求めるものの一つかも知れません。
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すっきり晴れたわけではないけれどGOサインが出て、いよいよ山頂に向かってテイクオフ! 最初に現地ガイドさんが装備を運び、続いて参加者を3組に分けてピストン搬送しました。 私達はその第1組でした。
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山頂に近づくにつれて雲が濃くなり、本当に降りられるのかしら・・・と少し心許なくなりました。
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モクモク
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無事に着陸。 勿論ヘリポートはなく、そのとき降りられる場所に着陸します。ヘリは次のグループを乗せるためにすぐ引き返すので、急いでヘリを離れました。
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岩と水たまりに気をつけながら、テント場へ。
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近くの岩陰がこれから3日間の宿泊地です。なるほど、雨風しのげて過ごしやすそう。横から見ると結構広いスペースですが、正面からは、突き出した岩と植物でこの空間が見えません。 なかなか良い隠れ家です。 古代人の気持ちが分かるなぁ(なんて) 私たちのテント場はロライマ山のテントサイトのなかでも良い場所だったそうです。
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こちらが私と夫の住まいです♪ それにしても、人生初めてのテント泊がロライマ山とは!
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日が暮れる前に、足慣らしのぷちハイクに出かけました。 変わりやすい天候の感覚もつかめて、明日から2日間のトレッキングの良い予行練習になりました。
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奇怪な岩がそこかしこに。
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風雨に浸食され、地層が波打つ岩
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岩ばかりの殺伐とした世界かと思ったら、様々な生命の営みがあり、特異な環境に順応して生きるたくさんの生物がいました。外界から隔絶されているため、植物の75%は固有種だそうです。
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樹木は育たないので、背の低い小さな植物や苔類が多い。
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カラフルな花も咲いていて、天空の世界を彩っていました。
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下界に降りたら二度と見られないと思うと、まさに一期一会。
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カエルのオレオフリネラを発見。オレオフリネラは、おたまじゃくしにならず、卵からカエルの姿で生まれてきます。水かきがなく、泳ぐこともジャンプすることも出来ないとても珍しいカエルです。 ロライマ山とお隣のクケナン山にしか生息していないそうです。 日焼け止めやクリームなど化学物質を塗った手で触るのは禁じられています。
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さて、毎回楽しみだったご飯タイム♪ 旅行案内に、”チベットのようなシェフ同行の食事付山岳ツアーとは違って簡素な食事になります”と書かれていたけど、ガスボンベで煮炊きする本格的な調理でした。他にもコーヒーやフルーツ、なぜかワインまでありました。フリース&ダウンパンツの防寒着を着込んだ私には、栄養たっぷりの温かい食事は星☆☆☆を付けたいくらいでした。
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暗くなると灯りが灯されます。
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就寝はかなり早いですが、灯りを囲んで誰かの問わず語りを聞きたくなります。
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一日が暮れていきます。ロライマ山で迎える初めての夜。まもなく満月の空が明るい。ロライマ山の懐に抱かれて、どんな夢を見るだろう。
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