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断崖の洞窟に建つナアクト・ラアブ教会(エチオピア)

ラリベラの郊外に、天国に一番近いといわれるアシェトンの聖マリア教会があります。

この旅では訪れることはかなわず、標高約4000mの山頂からの絶景をみることは出来ませんでしたが、その麓の断崖洞窟に建つナアクト・ラアブ教会(St.Neakuto Leab Monastery)を訪ねました。

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伝統的な家トゥクルの前に立つ道案内

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まるで天然のシェルターのような崖の洞窟

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そこにひっそりと、教会が・・・

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内部はシンプルで美しい佇まい。

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祈りをささげる人々・・・

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聖職について47年、ナアクト・ラアブに奉職して25年の司祭。 右手には銀製のラリベラ・クロスを持っています。てっぺんの十字架がキリストを、12の突起が12使徒を、そして両下の部分は天使の羽を表しています。

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右手に持っているのは、フランキンセンスを炊く香炉。じつはナアクト・ラアブ教会と山頂の聖マリア教会はトンネルでつながっていて、ここでお香を炊くと、聖マリア教会まで香りが届いたそうです。

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聖具の数々。

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羊皮紙の聖書

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洞窟の天井から滴り落ちる聖水をためる甕。雨期でも乾季でも一定の量が溜まるそうです。 聖水をバシャッと顔にかけて祝福します。

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教会とともにある暮らし・・・

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エチオピアカラーのTシャツがかっこいいね。

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露店では、ラリベラクロスのペンダントトップや、トゥクルの置物などを売っていました。値段は交渉次第です^^   

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建造は12世紀。時のラリベラ王は、この教会と山頂の聖マリア教会双方で毎日祈りを捧げたそうです。遠くに目を移すと雄大な自然が見え、2つの教会を好んだ気持ちが分かる気がしました。

恩寵のような神々しい虹にも出会い、人・自然・歴史、すべてに感動の旅でした。

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