北欧はトランギアがよく似合う
フィンランドではコテージ滞在中、ご飯を炊くのにトランギアが活躍してくれます。
たまたま頂いたトランギアのストームクッカーを持参するようになってから、炊飯がおうちキャンプみたいで楽しくなりました。
何といってもお米は日本人のソウルフード☆ フィンランドっぽくあれこれ作ってみても、青空の下でおにぎりを頬張る幸福感はたまりません!
クッキングギアとしてはもっと小さくて軽い方が良さそうだし、炎が見えないのもちょっと残念な気がしましたが、実際に外で使ってみると、ストームクッカーはやはり逸品でした。
*どんな場所でもガチャガチャッと簡単に組み立てられ、倒れる心配がない。
*風に強く、炎が流れないから安全。
*火力も意外に強くて、クッカーがむき出しでないため冷めにくい(気がする)
*ガスバーナーに比べて音が静かで、煮炊きの音に癒される。
キャンプ経験のない私が、大自然のなかで火を扱うのはそれなりに緊張します。その点ストームクッカーは安心なのです。
1951年に誕生してから、ほとんど変わっていないのも頷けます。凝った遊び心はないけれどシンプルで合理的、美しいデザイン・・・いかにも北欧らしい。防災用品としてストームクッカーを備えている家庭もあります。トランギアには時代遅れになっても使い続けたくなるような、道具の美学を感じます。
クマさんマークがかわいいPARTIOAITTAは、ストームクッカーのアルコール燃料を買うアウトドアショップ。ヘルシンキの中心部(Forumのすぐ裏手)にあり、街歩きのついでに気軽に寄れます。
品揃えはトランギアとプリムスが圧倒的に多く、あとはMSRなど。 フィンランドのアウトドアシーンを思い浮かべながら、店内を一回りするのも楽しい♪
店内にはSecond Handの売り場も。
お向かいにもう一軒、Scandinavian Outdoorがあります。
壁一面にトランギアが並んでいるのは壮観です。
そういえば、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンが島に持っていくもののリストに、プリムスのガスバーナーがあったけど、どのバーナーだろう?
フィンランドの国立公園やハイキングコースには、大抵焚火スペースがあって、薪小屋、ドライトイレなども完備されています。 薪は定期的に補充され、自由に使えます。 本格的な調理も出来そうですが、よく見かけるのはマッカラというソーセージをあぶって食べる人たち。
お鍋が伏せてあった焼き網?にストームクッカーを置いて、初ラーメンを作ってみました。
どうもこの焼き網は、マッカラ用らしいです。次はマッカラ焼きをマスターしたい!
国立公園のある島に行くフェリーの発着点となっているオフィスでは、カヌーやカヤックのツアーも行っていて、棚には様々な装備がぎっしり。
一番下にストームクッカーが2ケース分も入っていました。
やっぱりこれなのね、と感動☆
地方からヘルシンキに戻る途中、夫が「余ったラーメンを外で食べたい」と言い出し、ヌークシオ国立公園に寄り道しました。
キャンプスペースに若い女性が一人、テントを張って食事の支度をしていました。使っていたのは王道のストームクッカー。美味しそうな湯気が立ち上っていました。
久しぶりのヌークシオ国立公園は、フィンランドらしい自然がぎゅっと詰まっていて、歩きやすくて良い公園だなと改めて思いました。バス&徒歩のアクセスがちょっと大変だけど、ヘルシンキから気軽に出かけられてお薦めです。
おまけ:ヌークシオからの帰り道に出会った風景。なぜかちょっと日本風に見えました。
熱いお湯を入れた保温ボトルを持って出かけて、外でコーヒーを入れるだけでも気分は最高ですよね。これからもストームクッカーを相棒に、何ちゃってアウトドアを楽しもうと思います。