見出し画像

星のディグリー【8°】は「落差の超越」の度数

星読み2年生の学びのnote。ディグリー篇。

ぐるぐるホロスコープ...サビアンシンボルからの延長で、星のディグリーを深掘り。

【8°】落差の超越、自分の役割を全うする度数

自ら力を蓄えて7°で知った落差を超越していくのが8°です。サインで言ったら水の固定宮の蠍座、秘めたる潜在能力が強いサインです。
安定を示す4の倍数なので、エネルギーの無駄が少なく集中力が高まります。自己の能力を守り蓄積させていくので、外界に左右されない一方で外の変化に鈍くなるという一面もあるようです。

蠍座的で8ハウス的な度数

外側の変化には鈍くとも、内側では刻々と変容し続けているのが蠍座です。外側に確認を求めるのでなく、自分自身との深いつながりから力を発揮していくのが蠍座的な在り方。
マイナスに捉えると、激しい変化や人の心変わりを恐れて頑固になったり嫉妬深くなったり。なまじ力が強いので、怒りや粘着的な面が激しく現れてしまうのでしょう。それを外に出す(外側を変えようと働かせる)のでなく、自分のほんとうの望みに気づき内に働きかけようとする力に変えれば、引き寄せる力も強力になる。

自分にどれだけ集中できるのか?
世界は自分が中心にあって存在しているということを、ほんとうの意味で理解できたなら、8ハウスという場で自分を表現することの意義を見出せることだろう。

【Ⅷ 力】

現在一般的なウェイト版タロットでは【力-STRENGTH 】ですが、マルセイユ版や従来のタロットでは11が【力-La Force】で、8と入れ替わっています。【力】のカードに描かれる女性の頭上(マルセイユ版だと帽子の意匠に)レムニスケート∞のマークが描かれています。
ウェイト版が(悪意を持って?)ここを入れ替えたという説がありますが、果たして真意は結局それぞれの解釈に委ねられるのでしょう。タロットカードの数字はローマ数字(Ⅷ)で書かれていますが、アラビア数字(8)と∞とのシンクロニシティからそうしたのかなぁなんて、ふと思いました。それは時代が下って世界の多様性が広がることとも共鳴しているよう。

8°(7.00-7.99°)のサビアンシンボル

牡羊座8°
「東を向いて風になびくリボンのついた大きな帽子」
牡牛座8°
「雪のない時期のソリ」
双子座8°
「産業労働者のストライキ」
蟹座8°
「服を着てパレードするウサギたち」
獅子座8
「ボルシェビキ・プロパガンダを広める人」
乙女座8°
「初めてのダンスの練習」
天秤座8°
「荒廃した家の中で燃え盛る暖炉」
蠍座8°
「湖面を横切り輝く月」
射手座8°
「岩やその内部で形成されているもの」
山羊座8°
「幸せそうに歌う家の中の鳥」
水瓶座8°
「美しい衣装を着た蝋人形」
魚座8°
「ラッパを吹く少女」

私のホロスコープにある8°の天体は、天秤座8°の木星です、12ハウスです。
金星期〜太陽期前半までの私は確かに、他者に助けられていて、対人関係に木星的な恩恵があったのかもなぁなんて思っていました。だけど歳を重ねるにつれ、7°でコンジャンクションの土星の影響が強まってきて(しかも天秤座土星はエグザルテーション)、二点間で振り回されることのほうが増えている気がします。
最近あまり新しい人との出会いにワクワクを感じなくなっているようです。次々と交友関係を広げるときではなくって、昔から続いているような一対一の人間関係を深めて行くべき時なのかもしれません。
あるいはこれまでのように気晴らしや楽しみのために人と会うというのが目的にはならない。人と関わることで自分の力に、ポジティブであれネガティブであれ気づかされることとなります。

それは例えば居場所や仕事や肩書きなんかの、外側の世界が変わろうとも変わらない、精神性というもののパワーを確認していく作業なのかもしれません。

社交的でもないし友達は多くなくっても、心の底から理解し合える関係性を築ければそれでいいのが本音。でもそれすらできていないかもしれないのは、木星のもたらす恩恵に無自覚な証拠...望む以上のものをすでに受け取っているにも関わらず。
受け取り下手のしっぺ返し…【8】の影響を受けているとしたら、そうだなぁ、次にやってくる木星期を迎えるまでに、変容を厭わずその恩恵をきちんと受け取れる器の自分を作っていくことが必要なのかも。


サポートありがとうございます!ますます循環させていきます💫