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星のディグリー 【2°】は「手ごたえ」の度数

星読み2年生の学びのnote。ディグリー篇。

ぐるぐるホロスコープ...サビアンシンボルからの延長で、ディグリーを深掘り。

【2°】手ごたえ、サインのエネルギーを満たす

1°が天としたら2°は地、反対の視点からサインの手ごたえを感じる度数、それによりどう進むかを決めていく、という極端に受動的な度数なんだそうな。
太陽や火星の男性的なエネルギーも、月や金星という女性的なエネルギーに受けとめてもらわないことには現実化できない。2°はただ受け入れる、だけど忍耐力も必要なのではなかろうか。

依存と自立というようなことをずっと考えています。
まったく狭い意味で、自立しなきゃなぁと思うこの頃ですが、果たして本当の自立って?
気にしていると目に入る...たまたま最近読んだ2冊の本にその言葉が出てきました。著者はいずれももう宇宙に帰られた方たちで、高齢になってから書かれたもの。こういう問題は、いつだってほんとうに考えなきゃいけない、自分の親の世代をすっ飛ばしていることが多い。
親子の溝はかくも深い...

魂は個々の存在だけれど、肉体として生まれてくるにも母親の存在が必要だし、もっと大きな地球の一部として生かされていることを知らなければ、本当に一人っきりで生きていくことなどできないのだ。

ほんとうに自立しようとする者は「偉大な依存」を体験しなくてはならない

アルコール依存症に陥った人たちが、家族や血のつながりとはまた異なる、部族の人たちとの神話的なつながりを見出す治療方法によって、大いなる自然と繋がって生きているというアイデンティティを取り戻す。

旦那さまを亡くされて、89歳にして初めて一人で暮らすようになった英子さん、「生まれてこのかたずっと依存して生きてきた」というような言葉があったのですが、何でも自分でやりたいご主人との二人三脚は、受容れる器が大きくなければとてもできないことだと思います。そして旦那さまを立てる謙虚さ...

受け入れ、受け入れられることで、前に進む手ごたえが得られる。依存しながらも、この私でいいんだっていう自信を得られることは、他者を認め自分も成長する基盤になるのではないか。
生涯現役で家庭という唯一無二の場所を積極的に育み続けたつばたさんは、建築家のしゅういちさんと家庭菜園をしながら家族の暮らしを支えた英子さん、ご夫婦揃って地の時代を築き上げる山羊座でいらっしゃいました。

【2°のサビアンシンボル】
牡羊座2°(1-1.99°)
「グループを楽しませているコメディアン」
牡牛座2°(31-31.99°)
「電気的な嵐」
双子座2°(61-61.99°)
「こっそり靴下に詰めるサンタクロース」
蟹座2°(91-91.99°)
「広く平らな場所の上に吊るされた男」
獅子座2°(121-121.99°)
「おたふく風の伝染」
乙女座2°(151-151.99°)
「掲げられた大きな白い十字架」
天秤座2°(181-181.99°)
「6番目の部族の光が7番目のものに変化する」
蠍座2°(211-211.99°)
「割れた香水瓶とこぼれた香水」
射手座2°(241-241.99°)
「白い波帽子に覆われた大洋」
山羊座2°(271-271.99°)
「一枚が爆撃で損傷している三つのステンドグラス」
水瓶座2°(301-301.99°)
「予期していなかった雷雨」
魚座2°(331-331.99°)
「ハンターから隠れているリス」

私の中の2°の要素は、天体ではありませんが、獅子座のドラゴンヘッド-水瓶座のドラゴンテイルです。
テイルが慣れた方法とか過去生だとしたらヘッドが挑戦しなきゃいけないほう。水瓶座2°は地のサインを打ち砕いて自由な世界を目指したいのだけど、それは安定と引き換えであって...私の場合ICもすぐ近くにあるのですが、だから基盤が安定しないのか?
革命や変革を孤独に叫ぶのでなく、そこに人を巻き込んでいく姿勢=ヘッドの獅子座的要素が必要なのかもしれません。

タロットのⅡ 「女教皇」

手に持った教典は遺伝子コード?人物そのものは極端に受動的だけど、遺伝子に秘められたポテンシャルはいったんスイッチが入ると引き出される可能性がある。とにかく動いてみないと始まらないが、リアクションがないと行動しにくい傾向があり、積極的に動きにくい。
なんてことを書いてるだけでも、射手座1°の月はまどろっこしさにザワザワしてきそうです。けど相手の反応を見ずにとにかくアクションを起こしてみて「予期しなかった雷雨」を喰らったことも何度か...。

「女教皇」の足元にも月があります。太陽の光を反射するように何かを映し出す月を見ることで、もっと穏やかに、潜在的に持っているものが何かを知ることができる可能性もあるのです。
自分一人だけで自分の能力を知るって、私にとっては至難の技かもしれません。きっとそれは今まで、やり方を知らなかったせいでもあって...。自分の心と身体に聴くことを、していこうと思います。

デーカンとドデカテモリー

1°と同じく、サインの純粋なエネルギーに満ちた度数。2は「陰」の数字なので、1°で発せられたエネルギーがいったん落ち着くイメージです。反応を見てみないことには次の一手を出せない。それゆえに受身とされるけど、物事の成り立ちに必要不可欠な「育てる」「待つ」といった陰の要素を知る大事な度数です。

1°からの流れで見てみると、射手座は「軍隊のキャンプファイヤー」で仲間と共に理想を確かめ合い、「白い波帽子」の象徴する人々の沸き立つようなリアクションを見て、向上心を持ち続けられるようです。
私のホロスコープでの月は射手座1°、相手の反応というよりも個々のモチベーション重視。でも確かに、相手の反応が薄いとちょっとやる気を喪失してしまうところはあるかも。そうではなく、いかに本来の自分でいられるか、安心の基盤はそっちにあるのですが、月だけに2°の他者の反応を気にしてしまうところも強いのかもしれません。

前のサインの性質が壊される

2度の段階で前のサインの性質を砕き、新しいサインの中で再利用するんだそうです。何に使うかはその先の段階。
獅子座の「おたふく風の伝染」は、病気になってみなきゃ健康や生きてることのありがたみが実感できない、みたいなところもあるんでしょうか。固定宮の獅子座は、沸き立つような衝動がなければ何かを始めたり変えたりということは難しいのかもしれない。
反対に、そんなことがあってようやく重い腰を上げるんだけど、前のサイン=蟹座の安心感や山羊座で築いた基盤を壊しちゃってるわけです。でもそんなことをしたらサバイバルするだけで精一杯で...そこにいても安心して自分を表現すること、情熱を実現できるのだということがわかってはじめて、そのままの自分で前に進むことができるのです。

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