2020.11.26.thu. 射手座5° 星読み日記
毎日のホロスコープとサビアンシンボルを読みながら日記を書いています。「ルート・ブリュック展」のビジュアルになっているライオンの作品。タイトルは『ライオンに化けたロバ」。よくよく見るとお腹のあたりにロバがいます。
この作品はイソップ寓話の「ライオンとロバ」或いは「獅子の分け前」がベースにありつつ、ルートの夫タピオ・ヴィルカラを現しているとも言われています。
イソップのお話は、ロバと協力して獲物を捕まえたのにライオンが結局独り占めしてしまう(酷いバージョンではロバを食べてしまう)という、強いものが利益を独り占めする人間社会における権力構造を教訓として現しています。「獅子の分け前」にはキツネも登場し、身近な者の不運や災難から分別や処世術を学ぶという教訓が書かれています。
獅子座の私としては、ライオンが悪いヤツになっちゃうのが悲しいというのもありますが、ロバって肉食だっけ?という疑問がいちばんに湧いてきます。。そしてキツネのずる賢さも典型ですね。人間が勝手につくっただけ。自分が他者をそのように決めつけて見てしまうこともあれば、見られている姿も型にはめられている可能性があるということ。ついネガティブなほうにとってしまわないよう、気をつけなければ。
射手座5°「木の高いところにいる老いたフクロウ」
叡智と広い視野で真実を見抜く・森を見る人
刺激を求め冒険する度数
森を見るのが射手座なら、スクエアサインの乙女座は木を見る人。楽観主義の射手座と、完璧主義の乙女座。タイプ論に当てはめるのは好きじゃないですが、視点を下げてしまうとその範囲でしか人や物事を見れなくなってしまう。そうして高度を上げてみると、今度は上から目線だと言われてみたり...
そもそも上下関係の感覚があんまりない私。それだと会社で働けないとか向いていないなんて、誰が決めたんだろう?そう思いこまされているのはどうして?
苦しい価値観はどんどん書き換えていかなければ。
さて、ルートにとってタピオはロバだったのか、獅子だったのか?
ホロスコープを見てみると、タピオは太陽双子座、蟹座29°に海王星がありますが獅子座は天体なし、対極の水瓶座に月と天王星を持っています。私は全然知らなかったのですが、フィンランドを代表するデザイナーで、数々のコンペに入選し不動の名声(獅子座っぽい)を得ていたそうです。
ルートは太陽天秤座(フォール)、月蟹座、獅子座に土星と海王星を持っています。実はルート自身が獅子の要素を持ち合わせていながらも、そこは太陽フォール、無理矢理獅子になろうとはしません。ライオンの中に入っているロバは、夫に見守られながら仕事をするルートを現しているのかもしれません。
それでもこれだけの作品を残している人です。夫に先立たれた後も創作の手を止めず、大統領の私邸に飾るための作品を遺しました。最後に月を蟹座から山羊座に昇華させているかのようです。
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