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星のディグリー【5°】は「冒険と刺激」の度数

星読み2年生の学びのnote。ディグリー篇。

ぐるぐるホロスコープ...サビアンシンボルからの延長で、星のディグリーを深掘り。

【5°】冒険と刺激、刺激を求め冒険する度数

安心や安定も、平凡で刺激のない状態ばかりだと飽きてくる...冒険したくなるのが5°です。
4の安定と均衡を破って発生する【5】という数字が「自由・冒険・子ども」などを表すのは、納得。
人の感覚は五感といい、手足の指の数はそれぞれ5本、日本語の母音は5つ、だから冒険とはいえ日常の中で遊ぶ感覚に近いのかもしれない。ディグリーの旅はまだまだ続くから、ね。

子どもの頃、星の絵といえばなぜか五芒星だったと思います。一筆描きするやつ。陰陽師のシンボルが五芒星で、それは五行というものに通じる。意外と「和」っぽいシンボルなのだと驚きます。
エジプト遺跡の天井には、お花のような五芒星が整然と並んでいて、親近感を感じました。小さい頃から描いてたり身近すぎて、六芒星とか八芒星の方がカッコよく見えてくる。
でも、夜空には点か丸にしか見えないものを(最近はじっくり見るから光線があることにようやく気づいた)、複雑な形に表現することのなんとも言えない感覚。そして一筆描きで描く気持ちよさ...そんなものを秘めているのが五芒星なんでしょう。

獅子座的な、あるいは5ハウス的な

5番目のサイン獅子座。「創造性・自己表現・遊び・子ども」という意味が象徴されます。
母である月が支配する蟹座(伝統占星術では父性を示すとも。タロットは「皇帝」だ)から、子どもが自分自身を表現するために飛び出すのが獅子座の段階。
慣れ切った家や従来のやり方から、自分独自の創造性を発揮していくのです。

5ハウスも獅子座の意味合いを帯びたハウス。「恋愛のハウス」なんてこともよく言われますが、魚座カスプの5ハウスは夢や遊びに夢中で恋愛にはあんまり縁がないのでしょうか...魚座と獅子座はインコンジャンクトだし。それは置いといて、5°の星を持っている人は、恋愛における自己アピールにも積極的ということかもしれません。

5°(4.00-4.99°)のサビアンシンボル

牡羊座5°
「羽のある三角」
牡牛座5°
「開いた墓の前にいる未亡人」
双子座5°
「過激な雑誌」
蟹座5°
「列車に破壊された自動車」
獅子座5°
「絶壁の端にある岩の塊」
乙女座5°
「妖精の夢を見る男」
天秤座5°
「心の内面の知恵を教える男」
蠍座5°
「大きな岩場の海岸」
射手座5°
「木の高いところにいる老いたフクロウ」
山羊座5°
「カヌーを漕ぎ戦いの踊りを踊るインディアン」
水瓶座5°
「先祖の委員会」
魚座5°
「教会のバザー」

安定した4°の質から、さらなる刺激を求めて飛び出すのが5°です。でも4°も実は、月の影響を受けて常に揺らいでいる...海の水は今の場所に溜まっているように見えるだけで、小さな範囲と少量であっても常に動きがあるのだ。一日の中でも満ち干きが起こり、水蒸気となって雲をつくり雨は川になってまた海に注ぎ込む...
地殻から噴出したマグマが大きな岩となって新しい地形を創り出したり(獅子座/蠍座)、内面の揺れから何かを表現したり知恵が生まれたり(乙女座/天秤座/射手座/水瓶座)...従来の殻を破ると言うのでは、蟹座のサビアンはかなり激しい表現方法を必要としています。

私のホロスコープでは...

5°の天体はありませんが、6ハウスと12ハウスのカスプがそれぞれ、牡羊座と天秤座の5°です。ハウスの終わりがダブルサインの29°なので、未完成感が強いです。

牡羊座5度「羽のある三角」
純粋に理念が飛び始め、実生活はそのために使われる素材であるということがはっきりしてきます。火の元素の純度の高さは、極端です。現実離れした理想を実践しようとします。(松村潔『ディグリー占星術』より)

うわぁ、まさにそんな感じ!6ハウスは現実と向き合う準備段階なのに「現実離れした理想を実践しようと」するなんて...いま仕事を探しているけれど、庭仕事にハマっているがゆえにそういう職種に目が行きがちなのも、本当にそういう感じ。
星読みでふさわしい仕事がわかったらいいのになぁ。って、こちらも立派な仕事!それが読めるくらいに星のほうも精進していかねばなりません。

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