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暮らすことは作ること

毎日、ジュエリーを制作をしている。
出張や旅行など余程のことがない限り毎日アトリエには行って作業を続けている。


ジュエリーは人間が洋服をまともに着ていない時代から身に付けている物。俗に言う装身具。外敵から身を守り精霊が寄り添ってくれるお守りのような存在。また中世の貴族達においては権力の象徴や異性を惹きつけるシンボリックなアイテム。

色々な解釈があるけど昔、お世話になった先輩に教えてもらった話。僕は前者の装身具の話に強く惹かれる。


最近、お店とは別に新しいアトリエに引越しをした。その時に初めて学生の頃に買ったインディアンジュエリーを久しぶりに見つけた。Zuni族のサンフェイスのネックレス。当時、稲妻が走ったような衝撃を受けた記憶がある。世の中こんな美しい物があるのか。。もっと深く知ってみたいし出来るなら作ってみたい。

勢いそのままにそのネックレスを買ったお店に頼み込んで働かせてもらい、アメリカ、ニューメキシコ州のインディアンの聖地まで、本場の職人の手仕事を見に行ったなぁ。笑 


時が過ぎて、未だに続く彫金人生。少しは誰かにとっての装身具に近づけているのだろうか?年々作るものは変わってきているが根っこはあの時と余り変わっていないと思う。(きっと。)

作り続けていくことで自分や誰かの可能性が明るく広がっていければいい。将来的にはアトリエで数人の制作スタッフや弟子を今以上に雇って伝えていきたい。なので明日もアトリエに向かいます。

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